私は、見た目のかっこよさ、デザイン、機能面、材質、ほとんどの全要素において、ハイブランドが良い、欲しい、と思ったことはなかった。そういう感覚は少数派なのか、多数派なのか。
LVは、中学生の頃、最初に名前を知って、フランス製なのね、と知り、どんだけすごいものなんかなあ?と期待しつつ、現物の写真を見て、激しくガッカリした。実物を見て、さらにガッカリした。お値段と実物(合皮、色合い)のギャップに驚いた。無料であげるよって言われても、いらないなあ。ブランドロゴがウザくて、合わせる服を選ぶし、ゴツいし、毎日使うには重そうだし。
ローレックスも好きじゃない。おっさん臭いし。
スマホで時間がわかるし、時計そのものに大金を出す意味はないとも思う。腕時計の方が便利だったり、スマホを持ち込めない場所でも時計の機能だけの腕時計は使えるから、腕時計のニーズはまだあるけど、1個あれば十分だから、お金を出しても、2万円までかなあ、という感覚。
ロレックスの、デイトジャストとかいうモデルの金色のギラギラがイマイチで、文字盤の回りの枠がギザ十(ギザギザのついてる10円玉みたいな感じの)が前面についているのが下品。どこがいいのか正直言ってわかんないなあ、と思っていた。ロレックスは100万円超えるモデルだらけ。意味がわからない。
しかし、腕時計に関して、こだわりが全くない訳ではない。
平成何年かの頃、夜中のテレビ通販で見た、嘘か本当か知らないけれど、ニューヨークの市営地下鉄のスタッフ用の24時間表示の大きい腕時計にぐらっと来た。シルバー(色)とゴールド(色)があって、シルバーのみを買ったのだけれど、ゴールドのものも買えば良かったと思うぐらいにお気に入りだった。日本円で1万円台のお値段。
その時の仕事柄、タイムマネジメントが命だったし、文字盤が見やすいし、24時間表示なので、時刻、時間長などを確認する場合にも便利。オリジナルのベルトは革製だったと思うのだけれど、シルバー(色)のメタルの伸縮するタイプに付け替えたので、セーターの上からでも装着可能で、どのような服の表面にも装着ができる。シンプルで非常によかった。
ゴールドのバージョンも買っておけばよかったと思ったぐらいだ。
某団体旅行で、ニューヨークに1泊だけ滞在した時も、ほんのちょっとの自由時間にニューヨークの地下鉄の駅に行き、駅員さんの手元を見に行った。同じ時計をしてなかった。売店みたいなものもなかった。(見つけられなかった。)当たり前か。時間の使い方が間違っている。
何がどう悪くなったのかわからないけど、10年以上使い続けて、ニューヨークの地下鉄時計は、電池を変えても動かなくなった。
まだ、ニューヨークの地下鉄時計は動いていた頃だったけど、10年以上前に、福岡のロフトで衝撃的な腕時計に出会った。逆輸入モデルなので、カレンダーの曜日の表示が、英語だけではなくて、スペイン語もある。
セイコーのロレックスモデル、って書いてあった。
私が嫌いな、ロレックスのデイトジャストそっくり。だけど、紛れもなく、SEIKO、のロゴがついている。ロレックスのパチモンじゃない点にびっくり。
なので、嫌いなデザインのはずなんだけれど、1万円ちょいで買ってしまいました。
正式名称は、SEIKO 5、というモデルなのかもしれない。ギザ十みたいなデザインはゴールド(色)。文字盤はゴールド(色)、ベルトはシルバー(色)とゴールド(色)のコンビネーション。ギラギラしている。
自動巻きだから、電池交換不要だし、レディース仕様だから、さほどに目立たないから使いやすいんだけれど、パッと見で、ロレックスをはめてやがる、嫌な奴だ!って思われたら嫌だなと思うし、指摘された場合、あっこれね、ロレックスじゃないですよ、SEIKOなんですよ、ってのもめんどくさし、あまり使用していない。(スマホあるし。)
阪急百貨店の梅田本店に、大きなロレックスの売り場ができていた。ロレックスの時計は人気なんだろうなあ。その前には、高級時計を集めてそうな時計のコーナーができている。
ロレックスのお店には、入口にお客様の行列ができている。本当にロレックスが好きな、お金持ちのお客様なのか?円安だから日本で買って鞘を抜きたい方達なのか?どうなんだろう?と思いながら、その先のお手洗いのコーナーに向かう私。
かけごごちが快適だし、中国の方と日本人と顔の骨格が似ているから日本の高級メガネフレームが中国のお客様に人気なのは理解できる。目は、大事、情報の窓だし。 iPhoneは円安で安いんだったら、日本で買うのはいいんだろうけどねえ。