日曜日, 2月 23, 2025

Lilac

 偶然なのか必然なのか、algo tiene que ser、ジャズピアノの演奏を聴いた時、あぁぁぁぁ、なんだかノスタルジックでいい曲だなあと思った。

曲名を知らなかったから、教えてもらった。

Polkadots and Moonbeams という不思議なタイトル。

全然ポルカじゃない曲調なのに、ポルカドットって、どんなドットなんだい?

楽曲のポルカみたいに、2拍子的な、均等な大きさの、均等な間隔の、草間彌生的ではない、ワラワラとランダムに芸術として湧き上がる水玉ではない、ピンドットでもない大きめの水玉模様をポルカドットと呼ぶようだ。

そういう水玉模様のドレスを着た女の子と田舎のガーデンダンスパーティーで出会う。月の輝く夜に。

水玉模様のドレス。

例えば、ドジャーズの奥様会では誰1人としてお召しにならないだろう。今時の高校生のプロムのドレスだって、色は様々だけれど基本は無地でセクシー、水玉模様、あり得ない気がする。

ノスタルジックで、おぼこい感じがする水玉模様。ノスタルジックで牧歌的な明るさ、元気さも感じる。泡のような、スパークリングな感じ。人生の良い時代。

この歌の歌詞が気に入ってしまった。お姫様ではない、一般人の初恋から始まる、ハッピーエンドのオトギバナシ、童話(fairy tale)。

一瞬の、ご縁というか、出会いというか、恋に落ちるというか、永遠を確信するというか。

そして、熟年の域に達して、Ever Afterの意味を知る。ライラックと笑い声の花が咲くコテージで。

Ever  After とても童話的な表現。

日本語に置き換えるならば、(その後ずっと)幸せに暮らしました、とさ。

人の恋愛、相性の持続時間はケースバイケース。

破綻しちゃったら、離婚しちゃいけないとは絶対に思わない。すべき。

しかし、長く一緒にいられる場合もある。

Lilacの花。夏越しが難しいので、北海道以外では栽培が難しそうだし、日本でポピュラーなお花でもないけれど。

2024年には、Mrs.Green Appleのライラックが一番ヒットしたようだ。宝塚歌劇団のすみれの花咲く頃は、原曲ではリラ(ライラック)の花の咲く頃であったらしい。

花言葉は、思い出、友情、初恋の香り。

ずっとずっと昔の、過去の偶然の出会いを懐かしく思い、それは偶然なのか、必然なのか、なんて、回想しがちなのだけれど…。

たまたま、インスタのスレッドを見ていたら、

アインシュタインがものすごいことを言っています。

ある偶然を、

維持しようとする不幸を、

人は「結婚」と言います。

というのが流れてきた。

なるほど。

本日、Polkadot and moonbeamsを歌わせて頂いた後で目にしたが、

ご縁とか、一生を決めた忘れえぬ記憶は、一瞬の出来事で、かなり直感的ではあるから。これは非常に好きな歌。

フランク・シナトラの最初のヒット曲であるらしい。