木曜日, 1月 16, 2025

Parable of the sower

 戦争も各国の政変も世論の分断も日本の地方政治レベルの分断も芸能人とメディア企業ぐるみの変態ぶりも、家族が資産家なのに金融&博打に負けて10億単位の金を横領して熔かした女性銀行員も怖いし、関心事ではあるが。

私に、行動変容というか、諦めに近い覚悟のようなもの、危機感、問題意識を突きつけるのは、鎮火できない、ロサンゼルスのWild Fire。

結果的に、まさに熔ける。

とどまるか、移動するか。

気温の上昇、長期間降雨がないこと、乾燥、暴風は、陰謀論ではない、都市伝説でもない、特定の政治家の無能のせいでもない、地勢と気象の現実。

山中の架線がスパークして発火することもあるようだし、朝露が虫眼鏡のように太陽光を集めて、高熱となり、下草が燃え出したりもあるようだ。放火、火の不始末もありうる。

強風にあおられて、火の粉、火の玉が飛んできて火災が広がる。局所的に飛んできて燃えて鎮火できたケースも。

映像を見ると、庭の樹木よりも、家屋の内側からの燃え方の激しさ、最終的に、レンガとかコンクリートと思われる壁が灰となり崩れ落ちている様子に驚く。

コンクリート壁って、燃え落ちるものなの?実際、燃え落ちている。

家屋が釜のようだ。外壁があるから、火事が放水で消せないように思える。内側を焼き尽くす高熱で、建材も燃え落ち、コンクリートさえも灰になるというメカニズム?

昔、使い捨てではない、コンタクトレンズをプラスチックのケースに入れて、鍋で煮沸した際に、空焚きしてしまったことがあったが、小さいプラケースが溶けただけでも、部屋に充満する化学物質の臭いが半端なかった。

建材、家具、電化製品、車、食品容器、どれだけのプラスチックや樹脂が燃え続けて、有害ガスを発生させたかと想像すると、空気の危険度にゾッとする。

山火事において、最初に燃えたのは植物でしょうが、その火が住宅街に燃え広がって、燃え落ちたのは樹木ではなく人間の持ち物、人工物の方に見える。不思議な悪夢だ。

もしそうなら、同じ場所に、同じ家屋を再建してはいけない。

焼き尽くされた山に、夏あたりに大雨が降る可能性も否定できない。

そうなれば、どうなる?

ネガティブの種は尽きない。