日曜日, 1月 12, 2025

continental, a forebording of fear

私の初めての海外体験は、クリスマス時期、ハワイ経由のロサンゼルス近郊、カリフォルニア州ウィティアだった。

ざっくり言うと、人には大変良くして頂いたし、対人関係では嫌な思い出など何もなかった。

円ドルレートが220円あたりの時代だったが、日本から持参したお土産や、お料理が得意というか、好きだったし、私なりのホスピタリティーは、ホストファミリーさんにも喜んで頂けて、それを上回る現地の日常の歓待を受けたというか、

現地で大金を使ったという記憶もなく、レジャーであれば、ディズニーランド、ナッツベリーファームに行き、当時の日本にはなかった(北米のオリンピアンなども出演される)アイスショーを見たり、パサデナのローズパレードを見たり、個人宅のクリスマスイルミネーションを巡ったり。

ホストファミリーさんには、数年間はクリスマスカードを送りあっていたけれど、彼らがユタ州に引っ越してから、私がマメじゃなかったせいだと思うが、ずっと音信不通になっている。

おそらく、カリフォルニア州には住んでないような気がするが、どうだろうか?わからない。

すでに自動車など日米貿易摩擦はあったし、たまたまパレスチナ人学生さんの悲しさも実感したが、気がつかなかっただけかもしれないが、アメリカの国内政治の話は出なかった。

政治的な分断は話題にならず感じなかったし、国際平和の一助でありたいという空気はありました。

だけど、個人的には、カリフォルニアには住みたくないと思った。

空気が乾燥してて、人間の長年排出してきた空気が抜けないというか、埃っぽい気がしたから。

地域の名前は覚えてないけど、高級住宅街に、同じサイズの家が並んでいて、同様の所得階層なんだろな、と思えちゃうところ、日本より歴然としてたところに、なんとなく参入したくなかった。

観光ならいいけど、大陸がちょっぴりしんどい。

それは、ヨーロッパの大陸でも、中国大陸でも、感じた。人類の文明の上を渡る、文明による乾いた汚染物質の濃さみたいなものを。

海には陸からなんやらかんやら流入してくるけど、海面から埃は出てきにくいし、海に人間が住んでないから、大陸の空気と島国の空気は体感的に違う。

人間一般が苦手なのかも。

洪水も嫌だが、旱魃はきつい。

カリフォルニア南部、洪水の後、勢いよく下草やブッシュが生育した次の年の旱魃、火災、強風は最悪のパターン。

私って、やはり、アイランダー(islander)、島国の遺伝子でできているのかなあ。人間ではなく、統治システムでもなく、言語でもなく、ただただ風土に敏感。

アメリカより英国が好きなのは、おそらく、海に囲まれている島だから。行ったことはないけど、オーストラリアとニュージーランドだったら、ニュージーランドの方が好きかもしれない。

ロサンゼルスよりシアトルの方が、空気がしっとりしていると言ってた人がいたけど、今はどうなんだろう?

ロサンゼルス近郊、まだ鎮火に至らないし、焼失面積、そもそもがお金持ちか、そうではないかにかかわらず、亡くしたものの大きさに、惨状に、火と灰に、心が痛すぎる。

何かしたいが、私がはした金の募金をして役に立つのかいな?

どこで、どういう思いで、何を求めて、生きるべきか?

もはや、立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半、のトレーラーに住むべき?

ハリウッド周辺なんだから、撮影現場の控え室のようにトレーラーハウスがいいかもね。人生は仮の宿(やどり)の夢芝居なのだから。

楽しい夢も悪夢も。

円も暗号資産も食えない金も別段信用できないが、賃貸でも所有でも動かせない不動産もヤバいっすよ。

たまたまYouTubeで観た、富裕層の多い世界の都市ランキングでは、ロサンゼルスよりも、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨークの方が上位。東京の方が上だった。

いわゆるセレブ、エンターテナー、スポーツ選手の活躍で、日本人の憧れの地のようだが、富の源泉となると、やはり、世界を席巻するプラットフォームの勝ち。

表面的な華やかさ、目立つ日本人の活躍に歓喜しても本質を見落としてしまうかもしれない。
お金持ちは移動しがち。今、この瞬間の状況は違うのかもしれない。