木曜日, 12月 19, 2024

Calendula

 ちょこちょこお花が咲いている1ポット百円台のお花の苗を買う時、いつまで咲き続けるのかわかんないけれど、そんなにお高くないし、とりあえず、ダメ元で寄せ植えしてみよう!となる温暖化の秋。

10月、11月でもかなり暑い日もあるわけで、秋向けに従来の冬っぽい色合いのお花、パンジー、ビオラ、春に花を咲かせる球根を植えるだけでは、夏の名残り&遅くて短い秋に向く寄せ植えが成立しない。すぐに冬も来ちゃうけど。悩む、とても悩む。

だから、時期が遅いかなあ、寒くなってもお花が咲くかなあ、と心配しつつ、マム系の菊を植えたり、どちらかといえば春の色、鮮やかなピンクの撫子を植えたり、鮮やかな濃い黄色のキンセンカ(calendulaカレンジュラ)を植えてみたりしてみた。

くすみピンクなどのマム系の菊の花は、日本の花というよりも、インターナショナル。大統領選あたりのホワイトハウスの鉢植えにもあったし、洋の東西を問わず、秋の花のようだ。

しかし、こんもり満開になるけれど、案外、花期は短い。一回咲いたら、第2弾の蕾が上がってこない。

お花の色合い的に、ビオラなど、セピア色とか薄いピンクとか藤色とかクリーム色とか、フリルっぽい花びら、ニュアンスカラーでまとめたらオシャレみたいなイマドキな感じが、家の雰囲気に合わないというか、暖色系、東南アジアのホーロー製品に描かれたお花みたいな、ちょいダサさがあるような、ハッキリした色合いのお花の競演が最近の好みだ。

アップタウン感を一切出さない。アップタウンじゃないから。

かつての下町の路地の、発泡スチロールのトロ箱(お魚が入っていた運搬用の箱)に植えられているお花のような寄せ植え。それが、ちょっと整っていて、お花が次々と咲き続ける感じにしたい。冬だけれど、東南アジア感を出すよぉ!みたいな色合いと形。

お花もグリーンも球根の植物も春になると茂ってくるのに、秋口の最初からツメツメで出来上がっているみたいな寄せ植えは、嘘っぽいというか、一瞬のバエ(写真)狙い。最初は、植物が小さくて、スカスカでもいいじゃん。スカスカなところに松ぼっくりを入れておいたり、オブジェを置いたりする。で、植物が茂ってくるに従って、オブジェを抜いていく。

変化がないとね。季節の変化と自然と成長を感じたいのさ。

関西万博には好意的な気持ちは、それほどないんだけれど、赤と青と白で、クリスマスとミャクミャク感を出そうとしている。

赤いパンジーに加えて、赤い八重咲きのチューリップを仕込んだ。白い葉牡丹と青い名前を忘れた花と濃い緑色のアイビー。今でも、まあまあ綺麗だけれど、どうなるかな?春が楽しみだ。

赤いパンジーはクリスマスにアイキャッチーではないかと。

冬にもお花が咲くという意味の耐寒性は、植えてみないとわからない。

オレンジ色に近い濃い黄色のキンセンカ(calendula)は、春とか初夏のイメージで、雪もちらつく12月に咲くと期待してなかったけれど、咲いている。急に寒々しくなった12月に鮮やかな明るい暖かさを添えているように思う(手前味噌)。植えてよかった。

アイビーとワイヤープランツ系のグリーンと多肉植物を寄せ植えしているわけなのだが、なぜか問題無く共存している。垂れ下がる多肉植物の重量を垂れ下がるノン多肉植物が支えているので、想定外の造形美を保ちあっている。

多肉植物は、普通の水やりがNGの、乾燥気味に管理しないとうまくいかない、多肉植物同士で寄せ植え、ってのが通説だと思うけれど、実績的に多肉とノン多肉の混載もできている(ものもある)。

やってみると、植物はそれなりに強くて生き延びる。やってみないとわからないこともある。

もしかしたら、私の土の配合が、卵の殻ブレンドなどなどが、たまたま神業(?)なのかもしれないけれど。

園芸はやっこー!(やったらこうなりました感)が面白いんだ。

ダメなら諦める、それが大事。