金曜日, 10月 04, 2024

The “black angle“ which I can recall

 イラストレーターの山藤章二氏が10月1日に亡くなったらしい。

週刊朝日だったっけ?一番最後のページに山藤章二のブラックアングルっていう時事ネタを風刺したイラストがあった。

私がその週刊朝日のページを見たとしたら、誰かが買ったものか、喫茶店に置いてあるものか、ぐらいだと思う。

それにしても、1週間に1件、1年間に50件ペースで、1976年から2021年まで、色々な時事ネタを扱われたわけなのに、私が覚えているのは、たった1つ、だけ。(全部じゃなくても、色々なものを見たには違いないのに。)

おうどん屋さんの壁に並んだメニュー札を見ながら、素うどん(実際はきつね(ケツネ)うどん)、を選ぶ「松下幸之助」のイラスト。

(末席(実際は下から2番目)のヒラトリを社長に抜擢する図。)

それは本当に存在したのだろうか?

それは私の正確な記憶なんだろうか?

(私の脳が後天的に勝手に生成したイメージかも。)

それをリアルタイムに見たのだろうか?

もしかしたら後に単行本化されたものを見たのだろうか?

なんでそれしか覚えてないのだろうか?

あらまあ、人間、社員、取締役を、「素うどん(実際はきつね(けつね)うどん)」に例えるんかいな、と思ったからだろうか?

1977年の出来事であるのになあ。

どういうこっちゃ私?

私の脳内に、先天的に、慢性的に、運命的に、ブラックアングルあるある?

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気になったので、山藤章二のブラック=アングル‘77 (新潮文庫)の中古本をゲットして、読んでいる。私の記憶は、ほぼほぼ正しかった。素うどんではなく、けつね(きつね)うどんだったが。(←なぜ、その回を覚えているのか?それしか覚えていないのか?)