正式統計を参照したわけではなくて、たまたま目にした、極めて、ピンポイントでざっくりした実体験に基づくお値段のお話。(それじゃあだゃぁぇー(だめ)なんだよぉ。by日銀の先生)
自分で自分の脳の仕組み(癖)がわからない。
たまたま覚えている内容、思い出す内容、に癖がありすぎる。偏っているし、大過去が過去に対して、どうでもいいようなセレンディピティー性(私の場合は富に結びつく幸運ではないですが)を持っている。それで思いついたようなものだ。
◯1977年の街のおうどん屋さんのきつねうどん 350円 約$1.3(対ドル為替レート 270円を割り込む円高方向で11月には240円に)
(「’77 山藤章二のブラック=アングル(新潮文庫版)」 2月4日「下から二番目」より)
◯2024年のきつねうどん 900円 約$6.2 (対ドル為替レート 145円あたりでも円安で安堵するセクターも。)
(個人的に私が世界で一番美味しいと思っている、きつねうどんのお値段。道頓堀今井、つるとんたん、家族亭、でも約800-900円。地元の昔ながらの総合的なおうどん屋さんで650円。)
(丸亀製麺であれば560円。阪急のホームにある若菜そばなら、きつねうどんは380円?)
====
◇1977年から2024年で
きつねうどんのお値段は、2024年は650円($4.5)ぐらいかな?ざっくり円価で2倍にはなっているのでは?(ドル換算では3.5倍)
きつねうどんにしたって、お出しと麺のコシと揚げのふっくら感など、こだわり志向も高まっていて、日常食ではない900円、1000円超え、のものはスタンダードなきつねうどんではないだろうし、人件費を家族の労働で抑える家族経営のおうどん屋さんは減ってきている。
1977年においては、きつねうどんで高いお値段を取るという発想もない。
円の価値は、ざっくり2倍の円高。(為替だけを考えれば、きつねうどんのお値段が下がっていてもいい訳だが。)
きつねうどんの原料の自給率はさほどに変化はなさそう(自給率は超低いが、国産小麦のものもあるから今の方がちょっと高いかも)。
為替水準がどうこうという問題ではなく、リソースの希少性が効いている。食糧管理制度がどうだったか、も関係あるけど。
国際的に原料価格が上がっている。光熱費、人件費を含めて、コストプッシュ。
気候変動、災害、人災&天災、地球規模で、あらゆるリソースが足らない。それは脅威。食糧自給率の低さは怖い。
食糧、資源に関しては、ドルが世界の基軸通貨なのかどうかも、怪しそうだし。