火曜日, 11月 18, 2025

先方にとって基本の基は譲れないものなので…。

 2000年初頭のことだったと思う。どういうテーマの学術交流だったのか?それに(英語がわかる方のアテンドの)仕事で参加したのか?個人的に学ぶつもりで聞きに行ったのか?

テーマとか内容に関して、言葉を濁す以前に、全く記憶がないのだが…。

精華大学、という名前の有名大学は、北京にあるだけではなくて、台湾にもある。ルーツが同じなのかどうかに関しては、私にはわからないが。

両方の精華大学から研究者さんが来られていて、プログラムに両方が印刷されていた。

プラグラムに

氏名 精華大学 (中国)

氏名 精華大学 (台湾)

とあったはず。

で、中国大陸の方から来られた中国人の方が、日本の主催者に、極めて温厚にお願いされている様子をたまたま目撃した。高圧的ではなかった。

どのようにおっしゃっていたのかは明確に覚えていないけれど、主旨としては、この表記では二つの中国のようになってしまうので、帰国後に書類を提出した際に問題になる、と。

精華大学(北京)

精華大学(台湾)

に改めてもらえますか?というものだったはず。

主宰者側も、反論なく、さっさと訂正していたと思う。

どんなセミナーだったのか?内容もジャンルも一切覚えていないのだが、なるほど、なるほど、これは賢明な落とし所というか、気をつけないといけないポイントであり、先方の立場では、揺るがせない存立の基本の基である、ということを実感した。(なぜかそこだけを覚えている。)