月曜日, 7月 21, 2025

以文会友

 私は投票に行くのが好きだ。

それは、現在も、過去に住民票があった場所でも、投票会場が学校だったので、日頃、足を踏み入れることができない学校という場所に合法的に行けるという非日常が面白いから。

投票所は、以前は地元高校(私は高校受験をしていないし、小学校時代ですら志望してなかった難関公立高校)の同窓会館だったのだが、現在はその高校の学食が投票所になっている。

ちなみに、小学生の私は地元の学区No.2の高校に行き、そこから大学は、関学か同志社あたりにいけるといいな、と漠然と思っていた。(No.2高校の方が、卒業生さんのラインナップも素敵に面白く芸達者。今でも、どっちがいい?と聞かれれば、No.2を志望するなあ。どっちを受験しても落ちる可能性も大なんだが。どちらもいい高校だと思いますけれど。)

投票会場になっている地元No.1公立高校は、古い話なんだが、日本近代水泳発祥の地であり、ノーベル文学賞を取られた、川端康成氏が卒業された高校(大阪四中)。

で、川端康成氏の石碑がある。「以文会友」イーウェンホイヨウ、文(才)を以って友と会する(会える友でありうる、かも)。(←さすが、かっこいいねぇ。)

関西での川端康成氏の人生はかなり壮絶で孤独だったのかも。両親が早くに亡くなり、おじいさんのヤングケアラーで、おじいさんとお暮らしになっていた、豊川村(ほぼ現在の箕面市)から、茨木村に、徒歩か自転車で通学されていたとは、偉いなあ、と思います。茨木というよりも、かなり箕面の人であり、小学校は笹川良一氏と同級生だったみたいだし。東京で大成された彼にとっての、心の拠り所、帰属意識、恩義のようなもの、はどこにあったのでしょうかねえ。

高校の食堂の前には、今年もマニアックな、ダイドードリンコの自販機があった。

昨年は、私にとって衝撃的な味わいの、フリスクソーダがあった。

今年は、プレーン味のフリスクソーダは無くなっていて、な、なんと、ぶどう味のフリスクソーダが加わっていた。買うか買うまいか迷いに迷って、普通の水を買った。

フリスクソーダの葡萄味、私には苦手な味だろうと思うが、誰が飲むのだろうか?

もしかしたら、毎日1本買って必ず飲む、という、マニアさんが居るのかも。葡萄味の後の、喉から食道を駆け抜ける、スースーがゴイゴイなんですヨォ、クセになるんですよね、みたいな。

次の選挙の時には、自販機のドリンクのラインアップは、どうなっているのだろうか?

タイトルとは、全く無関係な興味ですが、楽しみ。