月曜日, 11月 18, 2024

Red Sea Of Cranberries

 日本であっても、海外であっても、どこの国であっても、いかなる自然災害のニュースにも、気象のフェーズの違いを感じてしまい、人間の罪深さ無力さを思い知る。

食料など、危機感を感じる。

11月なのに、フィリピンを立て続けに襲っている台風25号、24号(マンニイ、Man-yi)の威力も危険で悲惨だけれど、11月に台風に見舞われるというのは異常すぎるとしても、フィリピンは台風に見舞われやすい場所。

スペインのバレンシア地方の洪水の、映像で見る凄まじさ、オレンジの被害、昔からの集落へ水が集中して押し寄せる様には、より驚いた。勝手な思い込み、観光でチラッとスペインをおとづれた際の乾燥した気候のイメージが強すぎて、えっ、えっ、えっとビックリする。

水没したオレンジ。

あまりにも不遜というか、短絡的で、現実的に意味のない、もし、なのだが、そこに栽培されていた農産物が、オレンジの木ではなくて、低木のクランベリーだったら、水に浸かっても、被害は出ないのだろうか?ある程度、持ち堪えられるのだろうか?という疑問が湧いた。

主に北米の寒冷な場所で、大量の水を潅水することにより栽培されているクランベリー。

その収穫の映像が凄い。

畑というか、水田のように、それ以上の深さに、クランベリー畑に水を充し、半分浮いているような農業用の車でクランベリーの枝を軽く引っ掻くか揺さぶるようにして、真っ赤に熟したクランベリーを枝から剥がして、水に浮かして、強力なバキュームで吸い上げながら収穫していく。

コロコロで真っ赤な赤潮。

初めて、その映像を見た時、驚きは半端なかった。マジか?

疑問① クランベリーはどこまでの深さと期間、洪水(水没)に耐えられるのか?オレンジからクランベリーに転作することはできないのか?(収穫時だけでなく、コンスタントに水やりが必要だし、土壌のタイプも違うから、オレンジ畑でクランベリーは多分無理。)

疑問②クランベリー収穫用のクランベリーを引っ掛けて剥がす農業用車は水陸両用車のように見える。タイヤのエアーで水に浮く車があれば、洪水時のサバイバルには便利じゃないのか?作れないのか?自動車でも4輪の自転車でも。

昔、一度、クランベリーの苗を買い、植木鉢に植えて、暑い夏に枯らしてしまったことがある。

その時は、クランベリーは以前にベランダで栽培していて、美しい行燈づくりにできて果実も収穫できたブラックベリーの仲間だと思っていた。実家に献上して、地植えしたら、ことごとく鳥に食べられたブラックベリー。クランベリーも鳥にさえ食べられなかったらイケる、と思っていた。乾燥と暑さに極端に弱くて、水浸しのように、水やりをしないといけない植物。

たまたま、つい最近、3個ほどの実がついた、クランベリーの鉢植え(苗)を見つけたので、買った。

少し大きい鉢に植え替えた。

とりあえず、夏は雨樋を流れる水を活用して、鉢植え栽培を成功させたい。

11月28日は感謝祭(Thanksgiving Day)。

七面鳥にクランベリーソースをつけて食べるのがメジャーな習慣らしい。

私は、クランベリーを収穫して、赤いソースを作り、タピオカ(パール)を茹でてクランベリーで赤く着色でもしてみたい。

アメリカの農業の規模感は半端ない。大陸と島国と個人の植木鉢と、スケールは全然違いますけど、酸性土壌で、かなり水浸しで栽培するべき植物であり、その実に抗酸化作用があり、赤い、というのは、心そそられる。

耐寒性は抜群で、耐暑性は低めらしい。

直射日光に当てず、潅水多めであれば、日本の猛暑も乗り越えられるかもしれない。どうだろうか?北海道あたりで、大規模栽培、して欲しいわ。