11月になっても、夏日、25度以上の気温になる日がこれからもありそう。今日も夏日なのかも。
しかし、実測値が40度を超えるような猛暑はさすがに過ぎた。
庭の雑草を引っこ抜いて、集めて、乾燥させてボリュームダウンさせたり、堆肥化したり、落ち葉と違い分解されにくい小枝をハサミで切り刻んで、土に混ぜてエアリーにさせたり、植木鉢の表土のカバーにしたり。
そういう作業に暑すぎず、生分解が進まない程に寒すぎず、私にとっては良い季節。
生温かくても、秋になると、雑草の寿命というものは無限ではないようで、根も茎も葉も弱ってきていて、退治しやすい。
猛暑の中の草抜きは、命懸けであるだけでなく、非効率なんだ。雑草が、まだ、元気に根をはっているから。
だって、そのうち、秋になると、草が弱って枯れてくるから。猛暑の夏には水やり以外、何もしてない。草抜き、よっぽどでないと、しないよ。
ちゃんとお水やりをすれば助けられたのかもしれないが、昨年、猛暑の夏に枯れてしまった金木犀をまだ伐採していない。小枝がパリっと乾燥して、挟みで切り刻みやすいウッドチップ原料になった。
もう少し、そのままにしておいて、少しずつ刈り込んで、木材資源、あるいは、オブジェとして利用できる。大木じゃないし、倒れることもないだろうから。
私は足立美術館の庭の庭師さんでも、自治体の公園樹木課?でもないので、作業は植物と私の状態次第。
庭は小さいネオ里山。
嘘をつかずに、環境の変化に敏感に順応する植物の知性に導かれるように、手を入れてないように、手を入れていく。
撒いたり、植えたり、抜いたり、切ったり、もするけど、一番面白いのは、勝手に芽が出る、勝手に増えてる、それらが食糧になる、そんな驚きと棚ぼた。
春になると、多分、フキノトウが出るだろう。
一度だけ上から盛り土をしたのに、毎年、出てくる。
カモミールも咲くだろう。
まだ葉っぱが枯れないドクダミは、漏れなく出てくるだろう。
猛暑は悪いことばかりでもない。あまりの暑さに、勝手に生えてくる青紫蘇を一番日当たりの悪い場所に限定して残した。
青紫蘇って、耐陰性が高い。日陰でOKなんだ。低木のように育った。重宝した。