椅子、スツール、ソファなどなどが好きだ。
1人の私が、同時に2脚の椅子に座ることはできないから、同じ椅子を揃える必要はないと思っている。
気分と用途に応じて色々な椅子がある方がいいし、椅子はバラバラ。椅子に関しては、私の好きとお値段の高さは無関係。
実母は松本民芸家具が好きな人、松本民藝、良いとは思うけれど、お値段が高い。彼女は、それで揃えることに、達成感と執着を持ったように思う。色も焦茶だし、全てそれで揃えると、重厚感があるよね。うん。
私は家具にノマド性を求めるので、動かしやすさ、ハンディーさ、お安さ、も欲しい。
気に入っている椅子は、
IKEAのアウトレットの椅子(誰かが返品した椅子)、低くて金属フレームに植物繊維が巻いてあるロッキングチェア。さほどに重くない。座面の低さと広さと細いけど確実にホールドしてくれる背もたれとナチュラル感と程よい揺れ揺れ感がナイス。
ベトナム製の金属製の低いプチプラ丸椅子(スツール)、YouTubeでベトナムの屋台の動画を見る限り、カラフルなプラスチックの低い椅子しか見た事がないけれど、恐らく屋台用の椅子。光るアルミでできている、作りが頑丈で、腐食しないし、重ねられるし、軽いし、ガーデニングにも使えるし、最高。七輪焼肉の時にも大活躍。
松本民藝のアームレスト付きのウインザーチェア。背もたれにクッションを噛ませられるし、お客さん用。貧乏性なのか、いまだに緊張する椅子。
中古事務用品屋で買ったイトーキの重ねられるスツール(1客千円)、座面がスモークグリーンの布張りでシンプルデザイン。さほどに什器っぽくはない。
まあまあ重量感のあるダイニングテーブルについていた木と皮革の椅子。
最後に、竹中大工道具館の1日ワークショップで作らせて頂けた、grabスツール(座面に握り持ち手付きの背もたれのない椅子)。
個人的な好みとして、素晴らしいデザイン。他の椅子に紛れ込ませても、雰囲気が合うし、一人暮らしの部屋の唯一の椅子であってもいい。時にはテーブルの代わりにもなる。作家の先生の木材の選び方、堅牢さと軽さ、耐久性、全てのバランスが最高。
製材する工程は作家さんがやってくださってはいるのだが、切ったり削ったり、木材の加工を素人ができるようなシンプルなデザインでありつつ、装飾性もデザイン性もあって、多用途に使えるデザインである点が素晴らしい。
ノコギリ&カンナに加えて、ノミと小刀と紙ヤスリの使い方が実践で学べたし。
この先どこに行っても、この椅子は連れて行こう、手放すことはないな、という椅子。
椅子を入れられるイケアのバッグを持ってくるのを忘れたので、ずっと椅子を抱えたままフラワーロードを歩いていたら、加納町の歩道橋の手前あたりで、知らない女性二人組に声をかけられた。
「それって、竹中の椅子ですよね?素敵ですね。」って。(必死で作ってたところ、見られとったんかーい?それともWEBで案内を見ただけ?局所的に竹中のリングよりも椅子の知名度が高いっちゃ。)
その後、日本人しか行かない感じの三宮の居酒屋でおでんとだし巻きを食べていたら、隣の席に中国人女子の二人組が座った。
私たちの食べているものに興味があるようだったので、何かご質問ある?と聞いてみたら、ロールキャベツの中身は何か?肉?って聞かれたので、そうだよ、と答え、ベジタリアンなの?と聞くと肉がダメらしい。
私が食べていた、だし巻きを注文したいのだけれど、それは何かと聞かれたので、説明して、ちょっとスパイシー(明太子入り)もあるよ?というと、スパイシーじゃなくていいと言われた。
中国のどこから来たの?
北京。
北京に住んでて、肉食べられないのは、大変じゃない?ズーロウ(豚肉)もヤンロー(羊肉)も食べないの?
両方とも(宗教でも信念によるのでもなく)食べられないらしい。北京で肉なしの食生活は大変らしい。(でしょうね。)
だし巻きと焼き魚定食と肉系ではないおでんの定食を注文されてました。しみしみダシ味で良かったみたい。
中国人も色々。大阪よりも神戸も方がリラックスできるから良いらしい。有馬温泉に満足されたらしい。あくまでも彼女たちの好みでしょうが、神戸に来る人が増えると思うと言っていた。
木工作業で肩こりが半端なくなったので、マッサージに行ったら、山東省出身の女子がやってくれた。上手だった。
彼女は羊肉は好きだけれど、山東省のお母さんは匂いが嫌で、羊肉を食べないらしい。
羊肉、串焼きだったら、スパイスまみれだし、美味しいやん、私は匂いとか気にならないけどね。
その山東省出身女子は、お料理が全くできないらしく、炊飯器でご飯を炊こうとしたら、煙が出て、火事だと大騒ぎになった、と言っていた。以後、自炊はやめたらしい。毎食、お弁当かコンビニおにぎり。
それでもお米が好きだから、おにぎりは食べるらしい。
マッサージで人を癒す前に、自分の胃袋を多様で天然な食べ物で癒してあげないと…。