2023年12月のある日、とあるバイトの面接に行ったけど、すでに定員に達していると直前に面接をドタキャンされた（超ムカついた）帰り道、香里園駅から京阪電車に乗って寝屋川駅で降りた際に、精神的な動揺故か、ICOCAをちゃんとタッチしないで改札を出たのか、寝屋川駅前からバスに乗って帰宅しようとした際にICOCAが使えなくて、あれれ、どうしたんだろう？呪われている？現金で払っちゃえ、ということになった。
なんでICOCAが使えないのかなあと、阪急茨木市駅でチェックしてもらったら、やはり、京阪電車に乗ったことにはなっているが、改札を出たことになってないので、京阪電車の決済処理が完了してない。阪急では、どうしようもないです、京阪電車の駅に行ってください、と言われた。
しかし、京阪電車に乗る用事がないので、そのICOCAはそのまま、使えないまま放置して、別のを使ったりしていた。
2024年3月16日、ふと、そのICOCAのことを思い出し、時間もあったし、そのICOCAを復活させるために、京阪の駅に行ってみよう！という気になった。どの京阪の駅に行くか？ついでに何かしたいけど、京都方面に行くには時間がないし。
モノレールで京阪の門真まで行って、ららぽーとに行くことも考えたけれど、ショッピングモールはどこも似たり寄ったりだし、別に買いたいものはないしなあ。
そうだ、阪急＆堺筋線一本で行ける、京阪北浜に行こう。その後で、北浜から歩いて、天神橋筋商店街あたりに行こう。
ということで、北浜の駅で寝屋川駅で改札を出る決済処理をしてもらい、ICOCAが復活した。
で、北浜のカフェでコーヒーに関する洋書を読んだりして、その内容が有意義だった。
エスプレッソマシーンを使うコーヒーの抽出において、豆と水分量の違いで濃さが違う、エスプレッソ、リストレット（一番濃い）、ルンゴ（薄くて量が多い）の違いとか、マキアートのそもそもの意味とスタバのキャラメルマキアートはマキアートじゃねえ！スタバの飲み物のネーミングはイチイチ混乱をもたらすという解説が面白かった。（アメリカ人は、自らの勝手な異国風な創作を、あたかも昔からあった正統のように、デファクトにしてしまうんだから。）
カプチーノは、そもそも、イタリアのお坊さんのローブという意味ではないけど、同じ色で、ウィーンのミルクコーヒーの名前で、本来はコーヒーが1：ミルク2：ミルクの泡2なのに、最近は1：1：1になっているらしい。オーストラリアとか英国などで、ラテアート的なものが作り易い、カフェベースというか、FLAT WHITEという表現もあるようだ。
全てミルクコーヒーじゃん、ミーコーで良くない？と思わなくもないけれど。
で、天神橋筋商店街方面まで歩き、久々に繁昌亭に立ち寄ってみた。夜席の当日券があるかなあ？とみてみると、米朝事務所さんの中堅というかベテラン噺家さんの三人会があるようだ。
当日券をゲットして、落語を堪能した。面白かった。
そんなことはこれっぽっちも考えてなかったが、3月16日は桂米朝さんの９回目の命日だった。晩年の思い出話なども披露されていた。全てのお弟子さんの米朝師匠に対する、愛とか尊敬とか、認められたいとか、色々な思いはとてつもなく深いのだろう。
私が、たまたま桂米朝さんのお家の近くの幼稚園に通っていた時から桂米朝さんは大御所さんだったような気がする。今思えば、戦争で落語が途絶えちゃったから？若くして、上方落語の中興の祖みたいな方だったんだろうなあ。半世紀に渡りずっと有名人。
私は幼稚園児だし、落語を聴く訳じゃないけれど、なぜか一流芸能人という認識はあった。桂米朝さんを見たことはないけれど、とても有名な方という周りからの刷り込みはあった。
♫エジソンは偉い人、みたいな感じで。
2015年3月に、お亡くなりになった後、ナレーションが米朝さんであるということで、大阪暮らしの今昔館に行き、ナレーションと展示などを堪能してから、たまたま、そのビルの中にあったので、大阪府建築士協会さんに行き、建築士さんに古い家の危険度チェックをしてもらったり、その結果、一部危険箇所を解体したり、ゴミを捨てたり、補強やリノベしたりすることができ、大阪北部地震で建物や塀が倒壊することもなく、世間にご迷惑をかけることもなく、色々と大変な事態をクリアし続けることができた。
それは偶然と言えば偶然のきっかけに過ぎませんが。
桂米朝師匠には、きっかけを頂いたというか、ご縁を感じ、勝手に感謝しております。
他にも、2015年3月と2024年3月には、私の行動において、同じ場所（組織）との出会いと深耕があって、不思議なご縁がある気がしているのです。
たまたま、偶然でしょうが、私は生きているのではなくて生かされているのかな？と思った3月16日でした。
