月曜日, 5月 13, 2019

茶叶蛋

中華風のスパイスが効いた味付きの固ゆで煮卵は、一般的に、慣用的に、茶叶蛋cha2 ye4 da4n (お茶っぱ卵)と呼ばれる(ようだ)。

私が子供の頃、紅茶のマーブルエッグという茹で卵製作にはまった。
半熟と固ゆでの間ぐらいのゆで卵を作って、卵の殻をまな板の上で叩いて、殻に満遍なくヒビを入れてから、お塩味の紅茶を煮出した液体で再度煮て、ひび割れの間から紅茶の茶色を卵の白身に染みこませて、マーブル模様のゆで卵を作る。

殻をむいた卵の白身が、ひび割れから染み込んだ紅茶色に染まり、マーブル状の茶色と白のツートンになるのが面白かった。紅茶味はさほどにしなくて、癖のない、塩味のゆで卵が好きだった。

中国人が好きなゆで卵は、それに八角とか桂皮とか醤油味が加わって、しっかりしたスパイスの味と塩味が付く。人それぞれ好みはあるでしょが、茶叶蛋と呼ぶのに、茶葉はあってもなくても
いいらしい。しかし、八角と桂皮は必要不可欠らしい。

半熟煮卵人気の昨今の日本だけど、中国風の固ゆで煮卵、茶叶蛋を作ってみたい。

生姜を入れたり、中国山椒を入れたり、葱を入れたり、ウイキョウ(フェンネルシード)を入れたり、色々あるようだ。醤油と氷砂糖を入れるとか、紅茶とウーロン茶をブレンドするとか、色々ある。

卤料lu3 lia4o と呼ばれる中華のガラムマサラのパックみたいなものも使われるようだ。

ネットで買ってもいいのかもしれないけれど、中華街で調達してみよう。

香りと味。特に匂いとか、臭みのある本格味に関しては、人それぞれの好き嫌い、許容限度がある。大料とも呼ばれる八角(スターアニス)が苦手な日本人は多い。

中国の方も、日本での生活が長くなってくると、訪日中国人のお土産としても人気の一蘭の豚骨ラーメンが臭くてダメ、ハウスの「うまかっちゃん」の方がおいしい。東京には「うまかっちゃん」が売ってないから嫌だ、という私的な好みも出てくるようだ。

一蘭の豚骨スープは、豚骨ラーメンの中では、いっちゃんマイルドだってば。
一蘭の豚骨スープが臭いということは、八ちゃんなどは絶対に無理なんだろうなあ。