竹内まりや Music & Life ~40年をめぐる旅~
録画してて、歌ったことのある曲とか、知っている曲ばかりで、懐かしい気持ちで振り返るとともに、竹内まりやさんの美しいルックスの変わらなさに感動してしまいました。
ボディー部分がピタっとした茶色のレザーと茶色のシフォンのふんわりした袖のロングドレスにインディアンジュエリーが似合ってキワモノにならない人って、稀有だと思った。
歳をとってきたら、鮮やかな色の手助けが要るはずなんだけれど。
「いのち」とか「人生」とか、木の幹のイメージなのかも。
衣装よりも、音楽を前面に出したいから地味なのかもだけれど、肉体がボロボロだったら着ることが難しい衣装だ。カワイイを排除していて、クラッシックの歌手が着るデコラティブな要素も排除しているドレス。
懐かしくふわっと感動してたところに、山下達郎氏の語りが入って、現実に引き戻されたというか、理屈?理論に引き戻されてしまった。
印象的だったから、書き留めておこう。
常にそういう信念だったから、これだけの内容を一息によどみなく発話できたのだろうか?
実は、事前に書いてあったものを読んだのかな?
あまりに分析的でよどみないから、日本語の音声の聞き取りだけでは無理だから、テキストも表示されたのかしらん。
スマホの画面だったら、小さくて読めませんぐらいの、テキスト量だ。
ちなみに、いわゆるミドル・オブ・ザ・ロード・ミュージックは、MOR、と呼ぶらしい。英語でもそういう。
私はデビュー曲の、♪戻っておいで、私の時間♪が、リアルタイムで、衝撃的で、とても好きだったし、今も好きだ。サスペンスのテーマ曲みたいなものも含めて、好きだけど。
(今も昔も、デパートには行くけど、さぼどに購買しないし、どっちのルクアが大阪駅の元伊勢丹だったのかも、よくわかっていないのだけれど。)
作詞家 安井かずみ、って凄いわ。歌詞の中の、
キャフェオレはカフェラテに置き換えてもいいし。
パドゥドゥはグーパンチに置き換えてもいいし。
私は、40年一貫して、こっそり私は私、というスタンスで生きすぎていて、相手をしてくれる人が約1名要ればいいよという、社会的に上昇意欲のない、特に受け入れても頂けない、媚びず追随せずの性格だからかしらね。
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山下達郎が語る
竹内まりやの音楽が輝き続ける理由
竹内まりやが40年間続けて来た音楽スタイルは
どなたにも受け入れていただける
いわゆるミドル・オブ・ザ・ロード・ミュージックです
ですが、そんな中でも
時代のトレンドには出来る限り媚びず追随せず
その先の普遍性というものを常に模索してまいりましたので
30年前の作品でもそれほど古びては聞こえません
またシンガーというよりは
作詞家・作曲家に近いスタンスでの活動形態ですので
そこからバラエティーに富んださまざまな曲想が生み出され
そのことも息の長い活動の手助けとなっております
そして何より全ての作品に通底しているのが
人間存在に対する強い肯定感です
この考え方が浮き沈みの激しい音楽シーンの中で
長く受け入れられてきた最も大きな要素であると 私は考えております
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自分さがし
自分みがき
自己肯定感が欲しい
自己実現
全部できてなくてもいいじゃん。何か楽しければね。
んだんだ。