水曜日, 11月 21, 2018

そもそもルノーの車って?

そもそもルノーから派遣されたカルロス・ゴーン氏を持ち上げる気運に大変気持ち悪いものを感じていました。だって、ルノーの車ってなんやねん?(名前すら知りません。フォルクスワーゲンだったらまだ名前を知っているけど、ルノーの車って、名前は何と何と何があるの?技術力、電気自動車とかあるのん?)

なのに、なんで日産側に議決権がないねん?

ルノーのマークは、たったの1つ菱だし。

2000年初頭にカルロス・ゴーン氏を人寄せパンダみたいに呼んで、名誉博士号を差し出した某大学のビジネススクールがあったなあ。

私:親がリストラにあったりして辛い思いをしている学生さんもいるかもしれないのに、国立大学なのに、何の検証も理(ことわり)もなく、そんなことをしていいんですかねえ?

某ビジネスじゃない先生:学生(一般)も喜んでいるみたいなんですよね。

(権力にも、学生にも、阿(おもね)るんだ。それがトレンディーな大学の生き残りなんかな。私はそんな集会には行かないよ。行ってないよ。私は筋の通らない不名誉が嫌いだから。)

===

逮捕されたわけだし、カルロス・ゴーン氏の名誉博士号は返してもらったらいいんじゃないかな?

カルロス・ゴーン氏は、お金以外の名誉には興味がなくて、もらったことすらも忘れているのだろうね。秘書の方が、日誌のようなログをたどっていけば、そうだったみたいだな、ぐらいの重要性だろう。

===

誰の心も、人の心の中はわかりません。本人にもわからないかもしれない。

ブラジル生まれで、家族はベイルートからの移民で、パリで教育を受けて、ブラジル等で仕事の実績をあげて、日本に来て日産のコストカットを行って…。

カルロス・ゴーン氏の怒涛のグローバル人生において、彼が本当に、一番に、忠誠を尽くしたい、情が動く、応援したい、何らかの対象や地域があるのかもしれないし、ないのかもしれない。

多額の報酬を何に使い、自分自身を含めて誰のために使いたかったのか、そこのところを知りたい。

日産や日本人に、心からの愛着がなくても構わないけれど、横領はダメよ。

報酬の源泉を稼いでくれた、日産の歴史やブランド価値や技術や製品や働く人々に敬意は持つべきでしょうね。自らが創業したわけじゃないんだし。

一個人に20年も連続して、トップを任せるというのは、より不正を助長させる。居座り続けることを是とする空気も間違っているわ。

===

昔、フランス人(だったと思う)の部品メーカー幹部さんの英語通訳をしたことがあるけれど、日本語にする必要がないぐらい、「GENBA」(の重要性や自らが現場に出向く重要性)を連呼されていた。

それ以上に、その方にとって海外でお仕事をする大変さとして、日本人の私でも冷えていて味もイマイチに思えた幕の内弁当を、お箸で残さずに召し上がっていたことに、私は、もちろん、あえて何のコメントもしませんでしたが、感動した。

どこに行くにしたって、海外勤務って大変だ。インドに出向が決まっている日本の方は、辛いものが苦手そうだったけど、日本でもインド人の社員さんと連日(インド人経営でネパール人がコックさんの)カレーを食べていたし。

ある程度の海外危険手当はもらった方がいいと思うけど、有価証券報告書の十分に高額な報酬以上の資金がなんで必要だったのか?その点はクリアにしていただかないことにはね。

実は、カルロス・ゴーンがというか、ルノー傘下ってのが嫌だったから、日産の車に乗りたいと思わなかったけど、次ぎは日産にしようかな。うん。スズキの軽に不満はないけど。