サウジアラビアの反政府的なジャーナリストが、イスタンブールのサウジアラビア領事館に婚姻の証明(全妻との離婚証明?)を取りに入って、出てこないというか、拉致されたというよりは、ほぼほぼ殺害されたであろう件が気になる。
監視カメラだらけの世の中で、領事館の中は、治外法権であるとしても、領事館の中で、なんで殺害したの?が謎。生きて入っていて、生きて出てこなかったら、おかしいに決まっている。バレないわけないのに。
それにしても、dismember (身体をバラバラにする)、born saw(骨きり鋸)を持ち込んでいる、とか、出てくるワードからして、怖すぎる。まるでホラー映画の変質者じゃないか?
サウジアラビアが、いくら兵器を買ってくれるからって、そんなこと許していいわけないじゃない。というか、そんな国に兵器を売って、いいわけない。
ふと、某先生の最終講義に出てきた、平衡交付金のシステムを生み出した蔵相ヨハネス・ポービッツの話を思い出してしまった。
ヒットラーの暗殺未遂に関与したとのことで、怒りにまかせて、なかなか絶命しないらしい、ピアノ線で、苦しみもがく絞首刑にされて、その亡骸はミンチにされて下水道に流されたという。
ここでは生臭い話はできませんで始まり、…違う意味で生臭いお話をされ、私は、そういうことにはならないとは思うんですけどね、と締めくくられたような気が。(覚えているのがそこだけなだけ。)
今もなお、乱世すぎる、恐ろしすぎる、恨みや怒りにまかせてやりたい放題なこの世界が。