土曜日, 7月 14, 2018

监控

中国語で監視カメラのことを「監控(jian1 kong4)」という。

監視してコントロールするというニュアンスでしょうかね。

カメラは撮影するものでもあるわけだけれど、原始的なカメラを言語化するわけではなくて、監督制御するものが監視カメラ。

「監控」を日本語的に読んでしまうと、監督することを控える、という印象を持ってしまったけれど、監視カメラは、監視するために、天井に、片隅に、広角で、控えている。控えているのは、力を発揮することを放棄したわけではなくて、積極的に力を発揮するためにスタンバイしている状態。

そう考えると、極めて妥当な表現。

在中国到处都有监控。(中国では、いたる所に監視カメラを設置してある。)


在中国到处都是监控。(中国では、監視カメラだらけだ。)

「有」 と 「是」、 ちょい明確に、ニュアンスが違う。

いたる所に「ある」=「有」と訳してしまいがちだけれど、意図的に準備したことを表現するのが「有」、ただ、だらけ、一面の数の多さにあきれるような場合は「是」となるのだそうだ。

最近、マイカーにドラレコをつけたのだけれど、ドライビングレコーダーは中国語でどういうのだろうか?ドライビングレコーダーをドラレコというのは、関西人だけなのだろうか?

ドラレコは车载监控 (車載監控)でいいのかも。車載監控で画像検索をすると、中国のドラレコはデカい。リアルタイムに車の中で、比較的大画面で内容を確認できるのが良いのだろうか?

日本のは、カメラとモニターは、小さく控えめで、確認する必要がある時に、SDカードをはずして、パソコンに挿入して、大画面で確認するのが流儀のような。運転しながら、モニターを見ると、運転がおろそかになって、危ないじゃん。

小型化技術云々よりも、お国柄で設計思想は異なるのかも。