土曜日, 6月 23, 2018

ANOTHER WORLD

実際何をするわけでもないけれど、極度な緊張ゆえに、ストレスが溜まりまくっていて、5月にふらっと当日券で宝塚の大劇場の星組公演を見に行ったのだった。

ANOTHER WORLD (あの世)をテーマにした落語のネタをミュージカル仕立てにしたもので、特に紅ゆずるさんの台詞回しが非常に面白かったのと、2部のKillar Rougeで礼真琴さんの歌う♪情熱の嵐が再度聴きたかったから、また、S席のチケットを取って観にいってしまった。(諸々たて込んでいたいたのに、断れない用事があるとかなんとか理由をつけて。)

西城秀樹が亡くなったこともあり、♪情熱の嵐にぐっときたし、礼真琴さんの歌は上手い。ANOTHER WORLD(あの世)に関しても、とてもご縁があるような、文句があるような、今日この頃だから。

あの世に逝っていて遭うこともない人々などの、この世の痕跡がマウンテンすぎて、その仕分けが大変。守りたいものもあるし、それ以上に、過去からの遺産的な古い建築物により、この世の他人さんにご迷惑をおかけすることは避けなければ、その一心だった。

2015年ぐらいから、ずっとずっとそんな感じで、一つ一つ危険な因子を認識して、危険な因子を取り除くために、安心安全物づくり系の専門家のお力を借りつつ、(ある意味において私に対する親切でしょうが、)問題を先送りされては?的なことを言う、この世的な権利担当の専門家とバトルになりつつ、胃の痛い思いをしながら、無責任な世間の好奇の目にさらされながら、頑張ってきたんだ私なりに。

地震の後でなくとも、足の踏み場もない室内に、キャンプ用のベッドを組み立てて、寝袋で寝て、真冬には湯たんぽが唯一の暖房で、夜中に屋根を渡るニャンコ先生の足音で起こされたこともあったなあ。(家が壊されるのかと思った。夜中には音が響くんだ。)

危ないから、そもそも、ガスは止めてるし、ガス機器なんてないんだな。

地震で数日ガスが止まっているぐらいで、ガタガタ言うんじゃねえ。(と、声に出しては言いません。夏なんですから、お風呂場でお水をかぶって、電子レンジでぬれタオルを温めて、身体を拭くとかでもなんとかなると思うんですけどね。)

とにかく、地盤が沈下していて、屋根を支えるヘビー級の梁の両端が腐っていて、素人が見ても屋根の稜線が龍の背のようにうねっていて、耐震診断で一番危険な建築物と先代が高さを継ぎ足して3メートルを超えていたイミフで危険な塀を、間一髪で、地震が来る前に取り除くことができていて、良かった。

家の二階から、総重量6トンのガラクタを廃棄し終えていて良かった。それらが残っていたら、地震の揺れに加速度がついて、建物がえらいことになっていたのではないだろうか?

実は、どこの家から出たゴミなのかはわからないが、四の五の言わず、溝の中のゴミも産廃として(有料で)撤去し終えていて良かった。

私に予知能力はないが、いつも地震が来ない側の拠点に居るんだなあ、今のところ。

私は震度3以上の揺れを体験したことがない、日本人としては稀有(けう)な人。

しかし、伝聞やニュースや科学的な推論により、地震の怖さはわかるつもりだし、できる範囲で、主体的に手は打ってきた。

ずっと危険だと思い続けてきたけれど、対策が間に合った偶然と、解体業者さんを含め、建築関係の皆様のご尽力には心から感謝している。

解体業者さんのユンボの操作技術、ユンボの掴みの部分に乗って、梁等々をチェーンソーで切る危険な作業の技術と体幹の強さとか身体能力、チームワークによる解体材のトラックへの積み込みの技とか清掃の速さなどなど。

サッカーのワールドカップより、リア充的に、有り難い技術として、感動したぁぁぁぁあ。

解体業者さん、存在意義と危険度とスキルが半端ないって!

地震の後、これからも益々ニーズがあるから、ご安全に!と祈る。そして、私もお片づけと次なる一手に向けて、気を引き締めなければ。

気が抜けない日々は、これからも続くんだ。

確実なる希望はある。耐震化後の太陽の塔にダメージがないことの意義は大きい。太陽の塔の内部を見学して、明確に認識したことは、耐震化とは補強することだけではない。軽量化によって、負荷を軽減することも耐震化であり、建築物の中に入る人間の数も物も家具も階段も内装もゴミなども、軽量化されるべき重量の一部なんだ。