車を運転中に、流れてきたFM802のヘビーローテーションになっているらしい、小袋成彬のSelfishが好き。
運転中に聴いているし、歌詞の世界を100%把握してるぅわぁけじゃな~い♪けど。
♪時代に華を添えたくぅて、筆を執っていたぁわぁけじゃなぁい♪の箇所が、サビが、何度もリフレインしてしまい、気がついたら、歌っている。そこばっかり歌ってしまうから、ますます全体がわかんないけど、メロディーラインも、ほっといてくれ、独りにしといてくれと、しかし、美しく歌い叫んでる感じがいい。
時代に花を添えたいわけじゃないんだが、未来よりも昔を表現したい気分。
最近、特に、明治の人間の圧倒的な偉さ賢さ、大正生まれのわけのわからないせこさとプライド、戦中戦後の昭和を生きた先祖と家族の、偉さと、苦難とイケイケな時代と、多くのことを語らずに逝ってしまった優しさのようなものと、自らのあまりの幸せと有り難さを思う。
何気なく受け取って、古臭いから何気なくリメイクして、で、自らのセンスに酔って、気に入って身に着けている金銭的な価値は高くはない宝飾品にしたって、戦火をかいくぐって生き残ったんだ。
そんな明治生まれの先人の自明な苦労と才覚を、今の今まで、重く受け止めたことがなかった。
私は、大人しくて、子供の頃はかわいらしく、ちょこんとして、大人の会話の聞き取り能力が高いタイプの子供だったが、ある明治人の大邸宅において、子供ながらに不思議なことは多々あった。なぜここの家の方は〇〇党が嫌いなのだろうか?そこまで悪い人たちなの?とか。。
お洋服を仕立てていて、何ゆえ、このような趣味のいいお庭のある大邸宅が建てられたのだろうか?というのも謎だった。ママは団地の自宅で洋裁をしているにもかかわらず。なんか腑に落ちなかった。
着物のお仕立と、紳士服のテーラーと。
顧客も微妙に違う。
顧客と接する回数が違う。仮縫いの有無。
顧客ごとに体型と着心地に考慮して、形を変えなければならない。
コンフィデンシャル度が違う。
上顧客があるということは、フレッシュで上質な情報ももたらされるのだろう。
和服離れというだけでなく、相手が誰であっても反物を直線的に縫い合わせるだけの呉服屋は没落しがちであり、仮縫いと微調整をするテーラーは資産家になりがちである、ような気がする。だれでもそうではないけれど、真摯に顧客に向き合い、信頼を勝ち得ることができれば。
===
極めて、なんとなく、ぼーっと生きてきたけれど、今後は、否応なく生きる覚悟を試される局面がありそう。
中国語で、「覚悟jue2wu4」というのは、敏感であるという意味であると中国語の先生はおっしゃる。今風に言い換えれば、感度が高いとか、意識高い系な感じ。
それぞれの漢字の意味を考えれば、中国語の意味の方が自然だ。覚醒し、悟る、から敏感なんだ。
習近平は、政治覚悟である。
トランプは、商業覚悟である?
政治觉悟 は、よく言うけど、商业觉悟 は、あまり言わないけど、言ってもいいよ!と言われた。(どっちやねん?)
日本語の覚悟は、最悪を想定して、対応することでもあり、あきらめることでもあり、悟りを開くことでもあるらしいけれど、ストレートに前向きに現実的に、先人に習い、高感度でいたいと思う。