金曜日, 5月 29, 2015

中国語の「太古」の昔に恋はないのだ。

恋は神代の昔から、という歌があったような気がする。神代っていつなのか、厳密にはわからないけれど、大昔から恋はあったのだろう。

人類は太古の昔から恋をしていた、とか言うけれど、「中国語における太古ta2igu3」には、人類は存在せず、恐竜もいないんだよぉ~、動物のいない世界だよぉ~と聞き、へぇ~?そうなの?と思った次第。

大昔の日本では…

というような文章を日本語にする時、かなり直訳的な気分で「太古」という表現を選んでしまいがちだけれど、中国語における「太古」は、有史以前の世界。

「太古」は、ビッグバンレベルの天地創造の世界らしい。

日本語の「大昔」は、いつかわからない過去ぐらいのニュアンスで、人間は存在しているイメージであることが多いと思う。中国語にするとすれば、「过去」「古代的」「很早以前」等で良いようだ。

中国語の「昔」表現は厳密な時代区分、王朝群の区分があるようだ。辞書的には、

远古 中国の夏王朝以前まで。

上古 中国の商、周、秦、漢まで。 

中古 中国の魏晉、南北朝、随、唐を指す。(まちがっても「ちゅうこ」セカンドハンドではない。)

近古 中国の宋、元、明、清を指す。

備忘録的に。