川崎市で中学1年生君が殺害された件は、謎だらけなのだが、玉石混交情報が乱れ飛ぶネットでイチイチ情報を見る気にもなれないし、そこまでは暇でもないわけで...。
兄弟がたくさんいて、シングルマザーで、お母さんは夜勤もありそうな仕事をしていて、裕福な家庭では全くなさそうなのに、なぜ彼がスマホを持っていたのか、という点が一番腑に落ちなかった。
週刊誌情報では、離婚して島根に住んでいる彼のお父さんが、スマホを買い与えて、通信料も払っていた、とあった。
それで、なんとなく腑に落ちた。
離婚しても、遠くにいても、実の子は実の子だ。可愛らしいお子さんだし、離れて暮らすのはさみしかったのかもしれない。自分とつながっていたかったんだろう。それによって、自分以外の悪友(ワルトモ)ともつながって、このような惨劇につながるとは想像してなかったのだろうし(という想像)。
父親って、子供に甘いものなのかもしれない。自分で産んでないわけで、物品を与えることを通じてしか、子供とつながれないように思うのかも。
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ふと、昔、別れることもなく、ずっと同居していた実の父が、私の手に豆ができていたのが、かわいそうや、と言い、教科書を2冊づつ買って、1冊は学校に置いといたらええねん、そうしたら、家と学校の往復に重いカバンを持たんでもええんやで、と言ったことを思い出した。
はいはいはい、買ってもらう気もないけど、お気遣いだけありがとう、と心の中で思い、聞き流しておいたが。
それが父流の、クチだけの、無コストの、愛情表現だったのだろう。