シツコイ性格だと思うのだけれど、印象に残った一つの光景を何度も何度も思い返しては、言語化しようとする癖がある。あーでもない、こーでもないと。
嘘は嫌だ、見たまま、ありのままがいい。
でも、言葉は少なめに、広範囲にくくりたい、でもそれだと、人が勝手にエロ方面に解釈するかもしれないけど、そういう意味でもあるかな、とか色々考える。
文字として並んだ時に、ある種の定形美にしたいけれど、575(ゴーシチゴー)でも、七言絶句でなくてもいいな。でも、わけわかんなすぎて、絶句されるのもねえ。そのものズバリってのもなあ。
昨日、25日は菅原道真の月命日らしく、梅が枝餅がよもぎ餅仕様になるらしいので、小雨が降ったり止んだりする中、太宰府まで行ってみた。
いつも行く松屋の梅が枝餅のお持ち帰りの列が、いつになく長くなっている。他の店よりも脚光を浴びている感じ。(きっと、何かで宣伝されたのだろう。なんかそんな気がする。)
お庭の見える喫茶室で、抹茶セット600円を注文する。よもぎ餅のでいいですか?と聞かれる。(よもぎ餅じゃないのも、あるんだね。)お持ち帰りをして、梅が枝餅を食べるよりも、喫茶室で食べた方が美味しいと思うけどね。お持ち帰りの分も、その時に一緒に注文できるしぃ(多分)。
お抹茶があるから、よもぎ餅仕様でなくてもいいんだけれど、よもぎの香りがして美味しかった。
あしらいの梅が綺麗、梅干し色の梅の花。小さいカリカリ梅もついていて、その塩気と酸味とアツアツの梅が枝餅とお抹茶のコンビネーションがいいのよ。うん。
雨が降っていると、お庭の苔が綺麗。スマホで何枚か写真を撮る。
===
一応、天満宮に向かう。100円お賽銭。
飛梅の前では、外国からのお客様が集団で派手なポーズで写真撮影をされている。
壁の外に出て、梅を見ていると、小鳥がいっぱい。梅の花の密をついばんでいる。じっと見る。
明らかに雀(すずめ)じゃないな、緑色だもの。
鶯でもないな、チーチーいってるし。
目白?(ちがうかも。後で調べなくっちゃ。)
鳥類は得意ではないんだけれど、花から花へと小鳥が飛び跳ねて、枝がバウンスして、そのたびに、更に花の香りが漂うような気がする。
ねえ、道真さん。風が吹かなくたって、小鳥が匂い起こさせるんだよ梅の花。
あの鳥は目白だろう。
写真には撮れなかったんだけれど、梅の枝にたくさんいたんだ。
来年も、再来年も、2月25日のヨモギ仕様の梅が枝餅は、目白の色で苔の色。
===
注:できれば「溢れる」は、あふれる、じゃなくて「こぼれる」。こぼれ梅とかいう名前の、味醂粕もあるし。