ひょんなきっかけで、北島三郎最終公演(@博多座)を知り、偶然を必然だと感じた。これは見ておかなければ。
全席完売だったので、立ち見の当日券をゲットして、観て、非常に感動したので、千秋楽(1月29日)にも行ってきた。
色々と難問山積な、私生活&世の中的には、そんなことをしててよいのか?という気もしたけれど。
サブちゃんの芸能人生が私の人生とほぼ同じ長さであるし、ものごころついた頃から、ずっと第一線で活躍し続けてきた歌手と言えば、私にとっては、サブちゃんしかいない。
例として、五木ひろしも上手いと思うけれど、彼は、テレビのオーディション番組で見た記憶があるし、そういう意味では、超人感が違う。
まわりのお客さんもいい感じの方たちで、既知の関係でもないのに、お話が弾んで、とっても楽しかった。
今回も、立ったままで比較的自由に踊れるライブハウス的な感覚で、立ち見にしようかな?とも思ったのだけれど、1階のうしろ(15000円)と2階(8000円)に残席があったので、まよって、全体が見渡せる2階席にした。
10時過ぎにチケットを買い終えて、楽屋口へ。
すでにたくさんのファンの方達が待機されていたので、植え込み用のブロックの上にのっかって、一緒に当日券に並んで買った小倉から新幹線に乗って来て、ファンクラブにも入っているという方と一緒に待っていたら、流石に千秋楽だ。小金沢昇司が来て、山本譲二が来て、サブちゃんはマスクなしで楽屋入り。紙吹雪をホウキで掃き集めてくださっている地元の方に、口だけで申し訳ないのだけれど、お礼を言っていたら、大江裕が、遅れてゆったりやってきた。
大江裕には、ファンの方達が「ゆたかく~ん」って呼ぶんだなあ。私の想像以上にデカいけど、メイクしているのかな?色白で、人気者で、ちょっと頼りなげで。
今日は、観客全員にペンライトが配られた。♪北の漁場のところから、それを振って、客席は大海原のホタルイカ状態になった。
80歳を超えてるとおっしゃっていた、隣の席のおばあちゃんが、可愛らしい方だった。ペースメーカーを埋め込んでるから、電気だとドキドキするんだけど、最近はライトが改良されたのよね、とおっしゃっていた。うん。薬品が反応して発光するから大丈夫。かわりにパキっと折って、光らせてあげた。♪北の漁場のところだけペンライトを振って、カバンの中にしまっていたのに、最後の♪まつりで大盛り上がりだったから、また、カバンの中からライトを取りだして、ノリノリでライトを振っていらした。
テンション上げ上げになるし、ついでに、いい運動にもなると思う。以前は日舞もされていたらしく、芸能に詳しそうな、感動を熱く語られる、ステキなおばあちゃんだった。六本松でやっている木下大サーカスを見ることを熱く勧められた。犬みたいなお座敷動物は出て来ず、シマウマ、キリン、ゾウ、ライオンがいっぱい出てきて、ビックリして元気になれるらしい。(絶対、行ってみるよ。)
感動し続けることが健康に一番良いって。ご飯もいっぱい食べられるし、お薬も一切飲んでないって。(私もそうありたいわ。)
となりの席のおじさんは、本州方面から来られていて、大阪公演も観て、これで4回目らしかった。ペンライトは振られないのだけれど、歌のシブイところで、「上手い!」と唸られるので、コアなファンだと感じた。邪魔しないように、おじさんの顔の前にはかからないように、エアTAOのように、ペンライトでエア太鼓をしていたからか、ノリが激しかったせいか、隣のおばあちゃんの質問には、たまたま100%答えたせいなのか、私に「アナタすごいファンやね!」と。(それほどでもないのだけれど。)
そのおじさんから見て、千秋楽が一番良かったらしい。トータルに博多のお客さんが一番熱いらしい。
最後には、山本陽子とか藤あや子等々も、お花を持ってステージに上がってきて、何か言うかな?とおばさん観客の注目を集めた大江裕は、何も言わなかったけれど、サブちゃんに「泣いてるの?笑ってるのどっち?」と言われていて、面白かった。
最後の最後にサブちゃんとステージの全員で、サブちゃん書き下ろし歌(花舞台?)を歌うというおまけがあって、長期公演の最終公演の千秋楽という特別な最後だった。
千秋楽だからか、出演者の方のタニマチ的なバックアップをされてる方も多そうな気がした。
私が一番好きなサブちゃんの歌は、やはり♪函館の女。出だしから♪はぁ~…がユニークだし、万葉集のような直情的な歌詞が好きだ。