水曜日, 6月 09, 2010

把握して世に問う(?)

5月10日以降は何も書いてなかった。

ずっと中国語って面白いな!と思っているのだけれど、これは、初学者ゆえの喜び、Beginner's Joyなのかも。

世问 shi4 we4n

って漢文調に送り仮名とか返り点を打って読むと『世に問う』って感じになると思うのですが、出版するという意味のようです。出版という言い方もあるようですが。
出版するってことは、世に問うということ、世に問題提起をするってことでもあります(かね)。

最近は、電子出版も出来そうな雰囲気ですが、そのシステムとかプラットフォームを全く把握しきれていないワタシです。日本語で『把握(はあく)』と言うと『知っている』とか『分析できている』というようなニュアンスが強くて、権力やコントロールが及ぶという意味では使わない(と思う)。客観的な分析という意味で、掴んでいる。

把握 ba3 wo4

中国語の把握 ba3 wo4 は、日本語の把握(はあく)よりも主体的、主観的に思える。
(チャンスを)掴む、(機会を)作る(得る)、自信があるとか。

把握 ba3 wo4 は、手で掴むで握っているイメージ。
日本語で、チャンスを掌握するなんて言わないけれど、掌握(しょうあく)に、より近いかも。

事態を掌握している→次の一手に自信が持てている状態。
事態を把握している→次の一手が準備できているかどうかは、わからない。

中国語の把握 ba3 wo4 は、行為そのもの、次の一手そのものに向かうアクションである、という気がしています。

断言しないのは、初学者だから。(ワタシの書いていることを信じない方がいいですよ。真偽の程を把握も掌握もしていないから。)