サイバースペースでの著作権に関して悩んでいるわけではありませんが、ふと不思議だったので、備忘録的に。
ふと思いついて、カップから紅茶のティーバッグを取り出す作法について、ビデオに撮って、キャプションを入れて、背景の音楽を入れて、YouTubeにアップしてみた。
ティーバッグの糸でティーバッグをクルリン&キュッキュッキュッ、とするやり方は便利だけど、案外知られていないのではないかと思って。(しょうもないノウハウなんですけど。)
背景の音楽は聞いたことがあると思うのですが、邦題を♪美しきロスマリン♪といい、クライスラーという作曲家が作曲して、自ら演奏しているものを1929年に録音しています。CD(アルバム) Kreisler Plays Kreisler (クライスラー自作自演集)というのに入っています。
私が驚いちゃったのは、その音源だけをアップしたわけではなくて、YouTubeにアップしたVideoの背景の音楽だっただけなのに、YouTubeがちゃんとその音楽を認識していて、i-Tunesの広告と連動しているところ。ワオ!音声認識技術は凄い。
それから、ちょっと変というか、面白いなあと思ったのは、アップしたその日にYouTubeからメールが来て、特に何もしなくてもいいけれど、私の投稿の中にSony Music Entertainmentの所有する音声コンテンツが含まれている可能性があり、私の投稿は、Germanyではその著作権に関係でブロックされているらしい。
1929年の録音に著作権がまだあるのか、デジタル技術の進歩によりノイズを消去してあるにせよ不思議な気持ち。i-tunesは私の投稿から誰のどの楽曲なのかを探り出して、自らの商売に結び付けているし、Sony Music Entertainmentは私の投稿をブロックして自らの権利を主張する。
ドイツ国内だけをブロックする意味がわかんないなあ。kreislerはドイツ語圏のオーストリアの作曲家ではあるけれど。
昨今は、楽曲の名前がわからない時には、マイクに向かって鼻歌で主旋律をフンフン歌うだけで、データーベースから楽曲名を探してくれるサイトもある。凄い。
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http://www.midomi.co.jp/
著作権は他人が使用することを排除するためのものと考えるべきものか、他人に著作物を売るための手段なのか。ちょっと考えてしまった。
Germanyで上記のコンテンツが公開されないことに特に不満はない。日本語コンテンツなので、日本語話者の中で適当に閲覧されていればいいんです。本当に。使用言語にかかわらず、観ればわかる程度の内容ですが。多分。