兵馬俑とか秦の始皇帝陵に関する中国語の文章の予習をした。勉強家であると言いたいわけじゃなく、やらないと授業中に音読ができないものですから。要するに読み方がわかんないから。
その文章の中に、
不看金字塔不算真正到过埃及,不看秦俑不算真正到过中国。
という表現がありました。
ええっ?金字塔?何のお話?
ええっ?埃及(アイジー)?埃(ホコリ)が及ぶ?何?どこ?
ややこしそうな話やなあ?と思いました。
辞書を引くと、中国語の金字塔とはピラミッド。埃及(アイジー)はエジプト。(”プト”の音はいずこへ?)
直訳的な意味は(エジプトに行って)ピラミッドを見なければ、(それを)本当にエジプトに行ったという回数に加えてはならない。(中国に行って)秦の兵馬俑を見なければ、(それを)本当に中国に行ったという回数に加えてはならない。(本当に行ったことにならない。)
日本の類似の例で言えば、日光を見ずして結構と言うなかれ、みたいな感じ。
もしかして、日本でも、金字塔ってピラミッドっていう意味なのかしらん?と思って、広辞苑を引いていると。
①(『金』の字の形に似ているところから)ピラミッドの異称。
②永く後世に伝わるようなすぐれた著作や事業。不滅の業績。
とあった。
ピラミッドは金の字の形に似ているから金字塔なのか。生まれて初めて知りましたねえ。
私はずーっと、業績をあげると、石碑のような塔に業績とか名前を彫って、その彫刻した字の部分を金色にペイントするという故事、或いは、慣習かなんかによるだろうと想像していました。(アホですねえ私。)
『不滅の金字塔を打ち立てる。』とか、案外簡単に使いますけれど、ピラミッドを打ち立てるわけですからねえ。大変ですというか、かなり無理難題ですわ。
说起来易做起来难
言うは易し、行うは難し。