昨日の朝日新聞を読んでいたら、米国では、ボストンティーパーティーが、主に共和党右派の主導で、全国に広まっているらしいことが書いてあった。
英国による重税反対、英国による東インド会社の紅茶保護貿易反対!が、オバマ政権による大きな政府による重税反対、公的資金を投入してのGMの労組救済反対!として、リバイバル(?!)
渉外問題と国内に内包している問題の違いがあるような気もするけど。医療保険は国で一元化されていた方が民間の会社でバラバラな方式になっているよりも、保険料請求等に要する管理コストが低く抑えられる可能性もあるんじゃないかという気がしなくもないけれど。
米国の独立の歴史的な背景にも、現代の米国の政治にも詳しくないので、いいとも悪いとも、何とも言えないのですが。
そのようなムーブメントは今年の4月ごろから始まっているようなので、今さらな報道というか、現時点においても本当に盛り上がっているのかどうかは、よくわかりません。
世界史の教科書に出てくる、ボストン茶会事件、ボストンティーパーティーって、日本人が第一にイメージするパーティーじゃないし、お茶会でもないなあ、英語のパーティーって多義的というか、その多義性にうっかり騙されやすいような気がします。
最初のヤツの名前をボストンティープロテスト、ボストン紅茶暴動とかにしておけば、攻撃する相手を変えてリバイバルすることはなかったかも。
ティーパーティーは必ずしも茶話会にあらず。でも、茶話会もティーパーティーですしね。平和の運動みたいで、過激というか。
日本の茶道の茶会、個対個の静かな戦い、力量の探りあい、平常心勝負、ともまったく異なるような感じ。情も理も通わない一方的なアジテーションなのかも。
草の根の市民運動のようでいて、影で大金を投じて扇動している人がいるのか。
Grass roots(草の根)じゃなくて、Astro Turf roots (人工芝の根)というポール・クルーグマンの言が面白い。
人工芝の商標がAstro Turf。 鉄腕アトムはAstro Boy。