紀里谷和明監督のGOEMONを観ました。
私は何の映画を観ても、大概面白いなあと思えるタイプ。面白かったです。私にとっては斬新な映像ですもん。思い切った和とゴシック(のようなもの)の融合というか。
最初は、全く時代劇じゃない衣装とカラコンの目とビジュアル系のメイクに慣れなかったのですが、段々違和感が消えていく。でも、途中から出てきた広末涼子が演じる茶々の衣装が完璧ドレスだったのには、ビックリ。ヘアースタイルがプリンセス・テンコーみたいだし。(見た目に可愛いのですが。)
背景等はCGで作るってったって、何カットもあるし、気が遠くなるような作業だったんではないかと思います。CGを駆使している戦闘シーンは、中国映画的で、弓矢&弾丸&瓦礫をよけつつ、垂直の壁を登ったり、ジャンプ力が驚異的。あり得へん身体能力の高さが発揮されています。
中国映画と違って、エキストラというか、その他大勢の演技がリアルなような気がする。個々にちゃんと個性のある芝居をしているところが、トータルな迫力を生んでいるような気がしました。細かいところまで、妥協を許さないチェックが入っている感じ。
しかし、一番好きなのは、CG100パーみたいな蛍が乱舞するシーンかも。
GOEMONの江口洋介の顔&肉体が期待以上にカッコよかったです。
好き嫌いはあるでしょうが、とにかく、紀里谷和明って、気の強い、独自色を貫く人のようです。尊敬します。偉い。そんな人と一緒に暮らすのは、大概シンドイと思いますけどね。
♪ありがとうと君に言われるとなんだか切ない、さようならの後も解けぬ魔法 淡くほろ苦い。 The flavor of life♪ 彼は『ありがとう』って言ったのかなあ。