水曜日, 4月 08, 2009

Dreadful, thank you.

某県知事になった某往年の青春スターが昔から苦手だ。

知事になったこと自体もぞっとするんだけれど、『吉川くん!』とTVの青春ドラマの中で甲高い声を発していた時も、リアルタイムで、本来ならその世代あたりなんだけれど、気持ち悪ぅ~と思っていた。ハイテンション過ぎちゃって、生理的に受け付けず。

日本を、XX県を、元気にするって。無理。勝手にどうぞ!

村上龍がネット放送で言っていた『無理に元気になる必要なんかないんじゃないの』と。私もそういう感じだ。

あるイギリス人の女性が、"How are you?" と聞かれると、常に"Dreadful, thank you.(げんなり!最悪!)"と答えていたけれど。それは、私にとっては、ニッコリしちゃう好印象な受け答えでした。実際のところ、彼女は親切だったし、頭のよい思いやりのある人でもありましたし。

私自身の調子が悪かったって、アナタはどうしようもないっしょ?別に助けてくれないじゃん!余計なお世話様じゃ!って。お為ごかしな口先の自己満足はやめてくれ!とは言わずに、仮に死にそうでも "Fine, thank you."と返しておく。

『元気?』って聞かれたら、『普通』って答えると村上龍は言っていた。いい年こいて、元気だったら気持ち悪いじゃないかって、元気じゃないってことは病気なのかと。(まさしく。)

私は『はぃ』って答えて、消えうせる、かな。 

昔、私の身の回りで結核になった人が出た時にも、誰も私の健康を真に気遣ってはくれなかった。私自身も自分のことを気にする余裕、権利がある、とは思わなかったのだけれど。(この世は冷たいのよ。)

結核は、感染者の近くにいても、うつらない時はうつらない、ような気がするけれど、箕輪はるかちゃんの件では、結核の相談窓口もできているのか。しかし、有名じゃなくて結核になる人の方が多いだろうし、お笑いライブに行かなくたって、感染する時にはするんじゃないかと。ステージと客席の距離よりも、電車の中とかの方が、密閉度が高いし、結核菌の濃度が濃いというか、感染しやすいと思うんだけどなあ。

行政のやることって、意味不明じゃ。しかし、現代でも、結核に罹りうる可能性があるという注意喚起としてはいいかもしれない。お笑いライブじゃないところで、他の人から感染して放置されている人が、病院に行って検査するきっかけになるといいと思うけれど。知らず知らずに抵抗力が落ちている人が罹りやすいと思うから。

とにかく『元気?』という声かけは、非常に冷ややかだから、まともに相手にしない。かくかくしかじかの症状の時は、重篤な病気かもしれないから、病院に行って受診してくださいというのであれば、その人と社会のことを科学的に思いやっている。

巧言令色、少なきかな仁。(言い得て妙です。)