太宰府政庁跡という史跡公園内をよく散歩する。
気分転換に漫然と歩いているんですが、桜は完全に葉桜になっていて、銀杏の葉は4分ぐらい出ている。ストレッチなんかもしちゃったりする。
つかまったりして、ストレッチのパートナーにちょうど良い銀杏の木がある。その木は古木ではないのですが。銀杏って、いつからかは覚えていないけれど、太古の時代からある樹木じゃなかったっけ。長く生きのびる種ってのは、慎重に生きているというか、新芽の吹き方も少しづつジワジワしているような気がする。
本格的な葉桜になっちゃった桜並木を過ぎると、梅の並木があって、桜の葉は威勢がよく広がっているのに、梅の葉っぱって、既に老成しているというか、下向いちゃってるなあ、辛気臭いぜ!って思っていたら。ちゃんと葉っぱの下には小梅ぐらいの実がついていた。葉っぱが実をカムフラージュしているというか、プロテクトしているように見える。本能be3n ne2ng を感じてしまったわけです。
♪約束はいらないわ~、果たされないことなど大嫌いなの~。♪ 本能 by 椎名林檎
を思わず唄ってしまった。ツナガッテイル。果たされる梅の実。
ソメイヨシノは、花が一斉に咲き、葉も一斉に出るので、木にストレスがかかって、木としての寿命が短いと聞いたことがある。50年ぐらいとか。ホンマカイナ。そういうものかもしれない。
Webの中国語辞書で本能を検索してみると『敵は本能寺にあり』が出てきた。
声东击西 she1ng do1ng ji1 xi1
東に声あり、西に襲撃あり。奇襲攻撃を示す素晴らしい四文字熟語。
全て一声なので、高い音でキープする京劇の台詞っぽいなあ、と京劇知らずな私は思ってしまったのですが…。違うかも。