月曜日, 4月 06, 2009

今天的中国话 拉姆・穆罕默德・托马斯

Vikas Swarup著 "Q&A(邦題:ぼくと1ルピーの神様)"を読んでいる。まだPrologueを読み終わっただけですが、なかなかに面白そうな話です。ひとつのセンテンスが短い、表現が簡潔なので、痛快な感じがする。

これはアカデミー賞を取った"Slumdog Millionaire(スラムドッグ$ミリオネア)"の原作本。

著者のVikas Swarupさんは、インドの外交官でして、インドの総領事として、今年の6月に大阪の船場(センバ)に来る(赴任する)らしい。彼は作家ではない!と言っている。小説も書く外交官、会ってみたいものだ。

原作本の中の主人公の名前は、Ram Mohammad Thomas

'Ram Mohammad Thomas- what kind of nonsense name is that, mixing up all the religions? Couldn't your mother decide who your father was? '

正式な翻訳はどうなっているのかわかんないのですが、大阪弁訳にしちゃうと、

『ラム・モハメド・トーマスやてぇ?なんちゅう意味不明な名前やねん!?世界の宗教の雑種なんか?お前の母親は、お前の父親が誰かわからへんかったんか?』
というような検察官による台詞が出てくる。

Ramってのは、インドで最もポピュラーな男の子の名前(ヒンズー教)らしい。
Mohammadは、イスラム教の預言者の名前でイスラム圏でポピュラーな名前。モハメッド、モハマド、モハメド、モハンメド。
Thomasは、トーマス、トマス。キリストの弟子じゃない(ウソ!弟子だ!復活を一瞬信じなかっただけだ)けれど、キリスト教の聖人の名前でもある。エジソンも機関車もトーマス。

それらを簡体字に音韻訳をしてみると、拉姆・穆罕默德・托马斯。
la1 mu3 ・ mu4 ha3n mo4 de2 ・ tuo1 ma3 si1

Mohammadの簡体字表記の穆罕默德が、出現頻度が高そうな割りには、簡略化されてない。ちょっと複雑すぎるような…。パターン認識はできるけれど、手書きはギブ(アップ)かな。