日曜日, 3月 01, 2009

今天的中国话 杭州:数万人雨中求职

新華社通信ネット版を眺めていると、杭州:数万人雨中求职 ha2ng zho1u shu4 wa4n re2n yu3 zho1ng qiu2 zhi2 という記事に目が行った。 浙江省にある杭州市で数万人が雨の中、合同就職説明会に集まったという内容。

杭州ha2ng zho1u に観光で行ったことがあるからもあるけれど、写真に写っている雨傘の数が半端なく多かったから、気になったんだと思います。

写真には、《2009年浙江省春季人才交流大会》zhe4 jia1ng she3ng chu1n ji4 re2n ca2i jia1o liu2 da4 hui4という横断幕も写っているんですが、巨大コンサート会場前で開演を待っている群衆の如き就職希望者の人数の多さ。これで就職活動ができるんだろうかと思う程の人の波だ。

中国発の報道でよくわからないのは、前年比で、求職状況はどうなのよ?!という点ですかねえ。就職は厳しくなっているのか(多分そうでしょうが)、毎年厳しいのか?有効求人倍率は一体どの程度なのかなあ?そのような疑問に答える報道になってな~い。

上空から傘の海のような写真を取って、それを何カットも並べているということは、事態は深刻なのよ!ということを伝えたいのでしょう。多分。

でも、なぜ浙江省をピックアップ?他と比べて、よいのか悪いのか?浙江省でもこんなに大変なんだよ!ということを言いたいのか、浙江省にはこれだけの労働力がありますよ!ということを伝えたいのか?

传递就业关怀 放飞青春梦想
chua2n di4 jiu4 ye4 gua1n hua2i fa4ng fe1i qi1ng chu1n me4ng xia3ng

↑は、ある意味の常套句なのだろうか?今年のスペシャルなお言葉なんだろうか?
傘の波の向こう側にある看板に書いてあったスローガン。

(年長者から若年者へ)就職(の機会)を与える心配りを!
青春の夢と希望を解き放ち飛び立とう!

みたいな意味デショウカ…? 关怀gua1n hua2i というのは关心gua1n xi1n とニュアンスが違って、ノブリスオブリージェ的は配慮、持てる者から持たざる者へ。

いくら人口が多いと言ったって、冒雨ma4o yu3(雨の中を進む)人達の多さにはやり驚く。

Googleしてみると、このスローガンは色々な地域で使われているようですし、国家単位の標語なのかもしれませんねえ。(よくわかりませんが。)

本当に実行されている、されていない、ということもあるけれど、コトバには言霊があるかもしれず、意気込みは書いた方がいいだろうと思います。わざわざその看板を載せているということに意味があるのでしょう。