火曜日, 2月 24, 2009

今天的中国话 阿马蒂亚森

今日、朝日新聞を読んでいたら(ちなみに購読はしていません)、ノーベル経済学賞を何年か前にとったアマルティア・セン、ハーバード大学教授のエッセイが載っていて、面白かった。内容はうろ覚えなんだけれど。


ある一つの違いを対立軸として、二元論的にクローズアップして、対立を煽るというやり方がイカン!絶対に!

宗教の違い故にわかりあかりあえないことはないし、どの宗教が正しいという問題でもない。よい個人で、よい地域住民で、よい国民で、まっとうなグローバルな公正さ、思考を持つということは、矛盾しない。そのようでなければならない。普遍的な善意、共感はある。確かに。


でもなあ、言うは易し、行うは難し。現実は厳しい。この世界にはゼロサム的、マイナスサム的な、全部、部分もあるから、同国民が同国民を切り捨てるという現実には耐え難いものがある。


アマルティア・セン あるいは アマーティア・センは、以下のように音韻訳される。
Amartya Sen
阿马蒂亚森
a1 ma3 di4 ya4 se1n
阿(外国語の音訳に用いる)马(馬)蒂(植物の実の額、ヘタの部分)亚(アジアの亜、第2の)森

中立的な音韻訳ですかねえ。多分。そこそこ原音に沿っているような気がします。

ちなみに「ハーバード大学」は哈佛大学ha3 fo2 da4 xue2 。Harvard University vs ハーフォー大学。何だかなあ、漢字だけを眺めていると、口を合わせてお経を唱えましょう的仏教大学のように思えてくる。
ちなみに哈の意味はは息をはあと吐く。は仏陀ですね。
ハーバード大学と漢字の意味は関係なくて、音韻訳のようです。

外来語とか中国や漢字圏以外の固有名詞の中国語音韻訳には、お坊さんに戒名をつけてもらうかのごとくの他力本願といいますか、漢字に変換された側の立場としては、まな板の上の鯉というか、受身ですねえ。(無料ですしね。戒名よりはいいのかも。)

非漢字圏の方のお名前の中国語訳として、意味と音と双方においてナイスなのは、オーストラリアの首相の名前でしょうか。これは中国語を解する当の本人が選んだ中国名らしいですが。

Kevin (Michael) Rudd
陆 克文 lu4 ke4 we2n
オーストラリア大陸生まれで、大中国の中文他の学問を克服して習得した、 Kevin (Michael) Rudd. オーストラリアの首相にふさわしい中国語名。

日本人は英語のLとRの聞き分けができない云々はどうでもいいのよ!ということをこの名前は教えてくれてもいるかもね。Rudd → lu4=陆なのだから。音的には、イコールでなくても差不多cha1 bu2 duoでOK牧場 なのだ。