日曜日, 2月 22, 2009

今天的中国话? 翻言肉食、鲜矣忍。

【生肉、生卵、生たまねぎぃ!=ユッケ@龍王館(二日市)】

論語読みの論語知らずという表現があります。私は論語を読まない(特に熟読に到るきっかけがなかった)。故に論語知らず。(当然の結果ですね。)

論語のかなり冒頭部分(学而篇)に

子曰、  巧言令色、     鮮 矣仁。
しいわく、こうげんれいしょく、すくなきかなじん。(と読む。)

というのがありまして、

意味としては、「孔子先生がおっしゃるには、口が巧くて、感情を顔にださない人には、仁(誠実さ)が少ないものなのだよ。」であると、某金儲けじゃない!漢字セミナーで専門家の先生に教えてもらいました。

最後に、私はKYにも質問をしてしまいました。なぜ昔の人は、新鮮の鮮(xia1n)を見て、少ないと読んだ(認識できた)のでしょうか?

答え: 鮮=魚+羊、共にとても腐りやすい。∴希少である=少なし。

しかし、現代中国語には、腐りやすいとか、そのような意味はないらしい。日本からの産品のパッケージ等によって「新鮮」という表現が中国に逆輸入されているので、日本語と同様のニュアンスである、希少、少ない、という意味もない、とのことでした。

なるほど~。魚と羊は少なし。仁がなんたるか以上に、儚き鮮に人間(じんかん、ではなくてヒト)のLife(生と生活)を感じる。仁 re2n は現代の中国語では、栗の皮の中の実であったりする。梅干の梅の仁と同じ。

鮮について、シリアスに想像すると、「ダーウィンの悪夢」という映画に出てくる魚の腐臭なんかが思い浮かぶ。しかし新鮮→生肉or 軽く焼いた肉とか、想像は食欲に直結してしまう。なぜか肉系統の方へ。 鮮という文字を見る度に生肉=ユッケが食べたいなあという思いが増してきてイカンイカン。 (ちょっと旅行に行っただけでは、中国の牛肉をあえて食べないけれど、現代中国の牛肉はイマイチだと聞くのにぃ。肉と言えば、羊か豚のようですし、ただ単に私が牛肉を食べたいだけ。)

野菜も好きな私。この不況を乗り切るために、外食はしないぞ!と公言したにも関わらず、今日、焼肉&ユッケを食べてしまった。(すんごい美味しかったわ。明日はラムチョップを買って、ローズマリー風味のローストを作ろう!たまには羊肉羊肉!!!)

翻言肉食、鲜矣忍。fa1n ya2n ro4u shi2 xia1n yi3 re3n. (注:これは現代中国語ではありませんので。論語のパロディーもどきで~す。) 

読み: 言を翻して、肉を食らう。少なきかな忍!
意味:外食はしませんよと公言しておきながら、焼肉屋さんでユッケとカルビとハラミを食べてしまいました。私の忍耐の何と少なきことよのぉ~。