金曜日, 11月 07, 2008

★Concession

淡々と誠実な話し方により好感が持てるMacCain上院議員の敗北スピーチ。

http://hk.youtube.com/watch?v=DOF9Ba5jQRE

負けるために大統領選に挑戦するわけじゃないから、事前に本気で作っていたわけはないと思うのだけれど、即興で話しているとは思えないぐらい完璧で紳士的なスピーチ。対立を煽らない、真の意味で愛国心のある、頭のよい人だなあと思う。Contry First 国難を理解しているように思う。

日本人(日本国民)であることに、2000年以降、ず…っと辟易している。他国と比べて、経済的には、まだそこそこ豊かなのに、戦闘状態ではないのに、何ゆえ、不幸な気持ちになるのか、自分自身が不思議だった。

米国も日本もでしたが、野蛮な一方的な表現と独善が対立と排除と孤立を生んだことにぞっとしているのかも。

相手の人格否定と一方的な色分け。『悪の枢軸 axis of evil』『抵抗勢力 rebels?』等々。

Be united! 協調と対話を呼びかけるメッセージが一切ないっちゅうのは、国のリーダーの演説と言えるのかどうか、賢明なやり方なのかどうか、今後は熟慮すべきだと思う。(今後、Obama、MacCainの二番煎じのような、パクリ演説が増えるかも。)

人格を否定されることを恐れる普通の人々を貝にさせてしまうと、国のムード(経済成長と希望)が沈滞する。何よりも『改革』と叫びながら、実効のある改革オプションの多様性を損なう、結果的に改革の質を損なう。

真にconcessionを行うべきは、ブッシュ大統領と小泉元首相だと思うのですけれど。

Contry Firstって、外国から見れば、えっ?国際貢献は?エゴ!?って思うけれど、MacCain上院議員は敗北しても、Country comes First (not himself first)を貫いたという意味では、偉いんじゃないかと思います。細かい政治システムや言動を知らないので、私には雑駁な感想しか述べられないのですが。