日曜日, 10月 05, 2008

★flowers: sense of rank or scent of rank or ...

最近、ひょんなきっかけで、歌詞や詩に出てくる花の意味するもの&ことについて、考えあぐねている。同じ花でも洋の東西でもその意味は違うんだろうけれど。(自然の花は無心に咲いていて、美しければそれでいいんですけどね。)

松竹梅はおめでたいものとされるけれど、これは多分、旧暦のお正月あたりに入手可能な常緑の植物+お花だからでしょうかねえ。

花の実態とイメージ、咲く季節、姿かたち、香り、散り際、その名前。吉凶。それから、それを用いる人の情念のようなもの。

梅のことは花の兄と呼ぶらしい。新春一番に咲く。花の弟は、桜を意味するのか、菊なのか?

花の香りの高いものを愛でるとすると、百合とか梅。香りにおいては桜はイマイチ。(クマリンの匂い)。

香りのよい花は、アロマセラビー的には、ラベンダーとかローズとかだけれど…。

秋のこの時期、一番の甘い花の香りは、金木犀(桂花)。じっと目を凝らしてみるとカワイイオレンジ色の花なんだけれど、暗闇の中で姿なき甘い香りのする秋風を胸いっぱいに吸うのが好きだ。今日は雨だったけれど、なんとなく空気が甘い。

薄暗がりと甘い空気の匂いと月明かりと体温のあたたかさがあれば。