火曜日, 10月 28, 2008

★competition in China: to be heterogeneous or homogeneous?

4日間ほど中国に行ってきた。福岡→上海→義鳥(ぎう)→杭州→上海→福岡。

今後も波乱万丈を予感させるし、とてつもなく効率的で投げやりで、とてつもなく非効率な側面もあって、性悪説に基づく巧妙な管理システムがあり、それをすり抜けることもできそうで、見るもの全てに想像力を駆り立てられる。人間臭くて単純に楽しかった。

印鑑を作ってしまった。やることが速いなあ。印鑑全体の作りにも、美しい印影にも、とっても満足しているけれど、完成が早過ぎて不安になるぐらい速い。

新旧を問わず、小商品関連は美的感覚に溢れているように思ったけれど、高速道路から見える兼業農家や元農家のお家は、無駄に巨大な三階建てで、なんでイケテないんだろう?不思議だ。

お隣のお家よりも、ちょっとでも高く、ゴッツく、立派に。しかし、基本的な外観は同じような気もする。地震が来ないことを前提に窓ガラスの面積が大きくて、摩天楼的ビルのようなミラーガラスが人気のようだ。

競い合うことで、それぞれに特徴がなくなっていて、50歩51歩の凌ぎあいになっていることが結果的に不思議だった。電飾のない小さめのラブホのような個人宅。暗くなっても2階、3階フロアーには電灯が灯らない不思議なお家が延々と点々と続く風景を目を凝らして眺めていた。

格差社会を想像する朽ち果てたお家もあるけれど、こじんまりとした住み心地のよさそうな新しい家はない。

中国には街灯がないみたい。高速道路を照らすのも各々の車のヘッドライトのみ。なんでだろう?省電力?建設が間に合わないのかな?

我が家の建坪は小さいけれど、こじんまり趣味よく作ってますとか、昔の家屋を今風に再現しましたとか、老夫婦二人だから階段の上り下りは大変だし、平屋です、ガーデニングと家庭菜園が趣味です、みたいなお家を探してみたけれど、高速道路からは見つからなかったなあ。往復で500キロ以上も走行したのに。

今後10年で、働き者であるらしいセッコウ省の方々の三階建てのお家はどのように変わっていくのだろうか?チト好奇心をそそられますです。

よりハイグレードにパワーアップして、3階建てにホームエレベーターが標準装備ってことになるのかもしれないけれど…。