月曜日, 5月 22, 2006

★Discussion Meeting(?) with a Parliamentary Secretary for Minister of Finance

本日、『財務大臣政務官との意見交換会』@福岡サンパレスに行く。

う~ん。やめときゃあよかったなあ。超くだらなかった。

フロアーから、何のために、このような会を開催したのか?と声を荒げて質問した女性がいらっしゃった。

おっしゃるとおり。

最初に観せられた ビデオ放映『大臣になった男』ってのが、超アホ臭い。

主人公は杉村太蔵をモデルにしたような普通のお兄ちゃんで、突然、財務大臣に任命されてしまうという『夢』の物語。そのド素人大臣とその教育係りの政務官の間のQ&Aで日本の財政の窮状が示されていくという展開。財政赤字拡大の実情を数値で示すところで、ザイセーという名前の(財務省・広報係り)のアニメのバーチャル・キャラがメガネっ娘(萌え?)みたいな感じで、出てくる。キャラクターが唐突。(片山さつき議員みたいなキャラじゃダメなのか。片山議員が好きってわけじゃないのですが、妙に大衆に媚ているキャラ=メガネっ娘って、アザトイわと思ってしまった。)

役者さんを使って、CGを使って、いくらかかったんだろう?としか思いませんでしたね。(質問してやれば、良かったかも。)

国家財政を家計に置き換えるってとこに強引な単純化があるし、地方財政分も特別会計分も足して説明しろよ!と思ってしまいました。地方交付税約15兆円相当分を田舎への仕送りってのは、不正確だ。家計に例えることに無理がある。『田舎への仕送り』ってのは、田舎を馬鹿をしている感じがしますねえ。都会でも交付団体は数多ある。

交付税不交付団体ってのは、流石、トヨタ&日産パワーというか、愛知県の市町村が多い、福岡県においては苅田町だけ。田舎でも、それなりに企業が立地していたり、迷惑施設を受け入れているところなんぞは、不交付団体。

その後パネルディスカッション。
一応当ブログは『日本ブログ村』の『英語ブログ』に属しているので、英語だったら変だよというツッコミ。

パネラーは英語としては存在しないので、パネル(panel) か パネリスト(panelist) で御願いします。

有識者って書いてあるけれど、有識者は、関西大学の宮本教授だけで、あと3名は、普通の人ではないでしょうか?国の一般会計だけで542兆円の国債残高。私にもコドモが2人いまして、次世代に先送りしてはいけないと言いながら、福岡(市)にオリンピック誘致をしている人じゃない!(怒)。(東京には負けません!エイエイオーと拳を振り上げる方では。)福岡市は地方交付税の交付団体=田舎です。(財務省的定義では)

有識者のご意見は、宮本教授による、日本の国債残高レベルは、日本の終戦直後に匹敵するレベルにあるとか、カナダの事例(ドラスティックな歳出削減:4年で22%削減→税収増→消費税率1%減)は参考になる。

面白かったのは、フロアーからの意見で、日本の医療費の3分の2は、終末期(死亡前6ヶ月)に発生している(らしい)という発言。過剰な投薬→ゴミ箱行き、の問題。

JIJIちゃんが思うに、コドモの医療費無料も問題がある。無料だと、医者がオペ前にMRIを念のために撮ったんだけれど、オペに入る前に結果を検討しないとか、親の不注意(ネグレクト、車の中に放置してパチンコに熱中等)で熱頭症になって、脳死に至ってしまった子供に人工呼吸器をつけ続ける等々の医療費や設備の使用の無駄が発生する。(だって、どんな高価な医療行為をしたって、保護者の懐は一切痛まないのだから、無駄を指摘しない。国や病院を経営している自治体や健康保険の赤字は、ますます拡大する。)

言いたいことは、色々あり。とにかくアンケートに記入は色々した。
しかし、負担増はやむをえないと思うか、と聞かれても、どのような負担増かによるし、何でもOKというわけじゃない。

他の省庁とのバトルの武器として、アンケートを使わないでねえ~!とは思ったなあ。

最初のビデオといい、これだけの財政赤字が積あがったことに対して、責任の所在を明らかにしようとせず、まるで自らの責任ではないかのように、役者を使って窮状のみを表現しようとする財務官僚って何ヤネン!ということを、質問をされた女性は、声を荒げて訴えたかったんだろう。

年金を辞退或いは寄付できる程に、国家に頼らなくても良いぐらいに、富を得たい。

今日はつくづくそう思った。頑張ろう!!!

言うは易し行なう難し。It is easier said than done.