表題のla cucaracha(ラ・クカラーチャ)ってのは、スペイン語でTheゴキブリという意味。♪la cucaracha,la cucaracha♪っていう歌があったように記憶しているけれど、そこのメロディーしか思い出せない。
本日は、英語の勉強会(?)のRの会がありまして、JIJIちゃんがお当番(題材提供係)でした。
1)茅ヶ崎4月号のUnit2(デンマークに端を発するモハメッドの風刺画関連)とUnit3(エジプトの客船の沈没の大惨事)をしました。茅ヶ崎は、英語勉強用のテキストなので、ニュースの速報性においては、若干スローだし、記事の論調においては、少々反論もありますが、時事英語勉強用には、中々優れていると思います。
2)『POSH:Port Out Starboard Home』より、Cockroachゴキブリの語源について。
この手を文章を書くには、言語学+歴史+文化人類学というか、幅広い知識が必要で、凄いなあと思いますねえ。JIJIちゃんの個人的な趣味で選んでしまいましたが、楽しんで頂けたのだろうか?短いエッセイですしね。♪トリ~ビア~♪ということで。
■cockroachの変遷
①cacarucha →②cucaracha③cacarootch →④cockroach→⑤roach かな(?)
①→②スペイン語におけるmetachesis音位転移による。音節が入れ替わっている。
①→③英国人が①を聞いた時に、そのまんま音を英語表記をしたもの(だと思う)。
③→④cock+ roachでナチュラルな英語化 。
④→⑤ゴキブリから猥雑性(?)を除去。
ゴキブリの事を英語で⑤roachとも言う。真顔で④cockroachとも言ってもOK牧場!
3)米国における医療通訳(スペイン語&カンボジア語)のビデオを観る。
医療通訳そのものの良し悪しもあるんですが、米国の医療制度(問診で代金が取れるシステム他)と患者さんの、というか、市民の権利意識(公民権というか、それは正しいと思いますが)とお医者さんのマナーが日本と米国は違いますモンねえ。
Culture(文化)が違うもんなあ。あくまでもビデオ映像は、筋書きのある・台詞のある設定だから、上手くいくわけであって、日本で適用するとなると難しいだろうなあ、と思うところは、色々あります。
通訳の座る位置は、平時であれば、理論的にも、立場上も、患者の後ろが正しいし、一人称表現にすべきだと思うのです。しかし、患者さんの容態が重篤であったり、緊急の判断が必要だったり、お医者さんに、時間の余裕がない場合は、通訳者は、お医者さんと患者さんの間に位置する必要が出てくるかもしれません。(現実には難しい問題)
しかし、医療&治療に関連のある患者さん固有のCulture(文化)とか宗教・信条に関する情報については、通訳者が患者さんの同意をとってから、お医者さんに説明するというところは、妥当であるし、ホッとした箇所ではあります。
ビデオを手配してくださったNさんに感謝。