本日は、電化製品の廃品回収の車のアナウンスで目覚める。おじちゃんはへこたれていない。よしよし。
But, just disconsolate.
映画『Crash』を観る。http://www.crashfilm.com/
アカデミー賞(作品賞、編集賞、オリジナル脚本賞)を取っても、北天神のはずれのKBSシネマとかでしか上映してないというのも寂しい。 深すぎて、複雑だから、一般ウケしないんだろうなあ。アメリカ国内でも、興行的にも、暴力シーンの多さ等においても、賛否の否が多いようですが。個人的には、ミュンヘンでもよかったと思う。Brokeback Mountain も観てみなければ。
少なくとも『県庁の星』よりは、断然真面目な良い映画だと私は思う。単純比較は、全くできないのだけれど、全国の都道府県庁と郵政と、どっちが悪いねん!?という話になると、なんだか郵政職員に気の毒な気がする。県庁や役所の職員全般は、何があっても公務員なのだし、公僕なんだから(とは思っていないんだろうけれど)、『星』云々ではじゃぐのは、無粋だとか、遠慮しようよ!というような意見とか、美徳は、内内からは出ないんだろうなあ。JIJIちゃんは引く。 フジテレビのマスマーケティングなのか?世の中に公務員は多いもんなあ。
道州制も仮に実現したら恐怖だ。日本国民だけれど、私は九州人じゃないから。そうなっちゃったら、同居人には単身赴任を御願いしたいけど、(そんなことはできないよ)。たまたま福岡県に住んでるだけであって、ローカル色、地元民を強要されても困るなあ。道州制であれば、例として、神戸空港が建設されることはなかったのかなあ、それも理解できない。
まちの駅も道の駅も、国土交通省。まちの駅の看板をあげていなくても、お手洗いを貸してくれるお店はある。トイレだけなら使うな!と張り紙をしてある映画館(KBS)もある。この映画館は、ひどくて、『Crash』の上映中に、途中で映像が切れちゃったんですが、一部巻き戻して上映を再開したわけです。上映後のアナウンスが『上映に不手際があって申し訳ございません。しかし、映画の内容は全部上映しましたので(問題ありません)。』みたいな感じでした。本来の時間的な流れとか、感動が、3分以上、途切れちゃったわけですから、明らかに100%の代金が取れない上映の質なんですよね。今後の割引券を配るとか、少なくとも出口であやまるとかしないとねえ。(開き直られてもなあ。)
まちの駅に関しては、古い町並みに合わない、お店のカラーに合わない、お仕着せののぼりを立てたくないという美意識のある商店主もいるだろうし。無理やりに十把ひとからげにされたくない人もいるだろうと思います。まちの駅なんてものに入っていなくても、存在した、生来の粋なやり方を、踏みつけられたような気にもなる。ちゃんとやっている人達が迷惑をするというか、排除されるというか。やるせないな。
行政のサービスの住民側の末端に民生委員さんってのがあるわけで、まっとうな人がなっているとは言い難いとも思うけれど、今もあるのかなあ、あと何年やったら叙勲があるとか。とにかく用事があって行ったら、高齢の民生委員?相談員の息子自慢を聞かされたりってこともあったなあ。(お金払ってスナックに飲みに行って、お店の女の子の機嫌をとる親父のようだ。ちょっと変な例えかしらん?、本質的には同じ。)
以前に民生委員をやっていた方によると、介護保険に関して、どうやったら、要介護度があがるのか、人には散々入れ智恵しましたが、自らの家には、絶対に他人は踏み込んで欲しくない、とおっしゃった方もいる。使いたくないという人もいるし、使わな損!みたいな人も。ある程度の老後の資金がある人は、顧客として、まっとうに、民間に対価を支払ってサービスを受けたい。これが、最後まで、人間としての意地というか、尊厳でもある。
『Crash』は、やるせない閉塞感に押しつぶされそうになるけど、リアリティーがあって、本当にいい映画だと思うなあ。
一歩間違えれば、誰でも犯罪者になりそうな怒りや不信が胸にあって、犯罪者にされそうなぐらい犯罪が溢れていて、同時に、犯罪の被害者になる恐怖におびえる極限の状態において、愛する人を犯罪者にさせない、犯罪の恐怖から守るという家族の絶妙な気遣いというか、渾身の優しさが、この映画の最大の救いですねえ。非常に感動的でした。
人は基本的には優しくありたい。だから、人が死にかかっていたら、絶対に歯向かってこないから、ナニジンであろうとも分け隔てなく、無心に救う。
しかし、そうでない場合、元気な人間と対峙する場合、相手は銃を持っているかもしれない、殴りかかってくるかもしれない。だから、威嚇する。必要以上に相手を辱めてしまったりするんだろう。
銃社会はいけない。JIJIちゃんだって、銃を手にしていたら、思わず、引き金ひいちゃったかもしれない局面は、ないとは言いきれないから。
ホテル・ルアンダのホテル支配人で主役のDon Cheadle (ドン・チードル)が、クラッシュの刑事役(準主役)でも出ている。一週間で2回観ちゃったので、つながっちゃって、ルアンダからLAまでカバーかよぉ!?って感じですが...。双方、やはり、いい味だしてはります。
しかし、彼が演じる双方において、非常にやるせない気持ちになるのは、社会の中のそこそこのヒエラルキーに居続けるには、同朋を足蹴にしたり、人種差別や蔑視を容認せざるを得ない局面があるという現実。
JIJIちゃんは、無力だ。利用されるだけなのは、絶対に嫌いだし、私がいなくても世界は回っている。
JIJIちゃんには、歌があり、好奇心もある。とりあえず、今のところ、イキテルダケで満足だ。
3万円+健康診断代ぐらい、ドブに捨てたと思えば、いいのだけれど。しかし、3万円の振込み先が三井住友銀行で、なぜ平日の窓口振込みオンリーなのか、根拠を述べよと言いたくもなるが...。合否の結果ぐらい連絡してくるのが、常識なんじゃないのだろうか?何様?奴らに倫理観はあるのだろうか? コネがあるんですか?って信じられないようなご質問もあり...。ショウモナイ大学院を紹介しないで欲しかったなあ。落とすことを前提に受験を勧めるってのは、人から受験料を取って、人の考え方やアイデアを探る、卑劣なやり方。すごく良心的に考えると、ここは村社会だし、地元民かコネ優先なので、あわないよ、やめときということかもしれませんねえ。どのような理由であっても、ヒド杉。
日本が、銃社会でなくてよかったかもしれない。
JIJIちゃん本人よりも、心から憤ってくれた同居人に感謝したい。コレで、少しは救われた気分だ。
さようなら。5年間の村社会。それを打ち消したかったけれど、今もその気持ちは変わらないけれど。何らかの形で、いつか忘れ去ることができるだろう。