『病気を英語で言うと』成田宏(2005)著を昨日買った。
著者は、北海道砂川市在住で1937年生まれの高校を定年退職された方のようです。どの教科が専門だったのか、英語の先生だったのかどうかは、わかりませんが、非常に良い表現が満載の本です。
良い点
1)使える・自然な表現であること。(特に日本語の設定が)
2)構文がシンプルであること。
3)体の病気だけでなく、心の病気に関しても、素人の素朴な疑問やお悩みや解説があること。
4)癒し系の対話を『(筆者曰く)愚直なまでの執着心』で創りきっていること。
5)(恐らく)医学的な科学性においても、丁寧に創っていること。
お医者さんや医療従事者には、作れないだろうなあ、と思わせる患者や患者の家族に寄り添った内容。日本人の患者さんが海外で、日本人が外国人の患者さんを支援する目的で、参考になる本だと思います。
英語表現を習得するにおいては、その表現が意味する内容が、日本語で書かれている場合においても、情報として有益であることが必要だと思う。自分自身が、自分自身や身近な人のためには、使わないであろう英語表現は、英語の運用能力向上においても、ほとんど有効ではないと思っている。
定価1900円。医学書(医学系の図書)のように高価じゃないし、購入をオススメしたいと思う。
JIJIちゃんは、英語のネイティブスピーカーでも医療従事者でもないので、この本の英語の文法的な正確さ・自然さ、医学的な正確さに関しては、検証ができる立場にはない。恐らく良い本。
社会において、英語表現と医学的な正確さを兼ね備えた、医学・医療・介護・検査・保健・保険・各種申請・カウンセリング・針灸・東洋医学・代替医療 等々のdialoge集とか、会話のコーバスが充実すると良いだろうなあ、と思います。