イギリスNPOセクターの契約文化への挑戦-コンパクトと行政-NPO関係の転換というブックレットを読んでいて(斜め読み=知らない固有名詞や歴史的なイベントは、調べずにざぁ~と読んだだけですが)
■Advocacy vs Service Provising by NPOs
1993年にCENTRIS報告書ってのがあって、それによるとNPO(特定非営利活動法人?)を
①アドボカシー団体と②公的資金によるサービス提供団体に区別して、前者を税制優遇措置からはずすべきであると主張し、セクター内外で物議をかもしたために影響力をもたないまま終わった、とある。
JIJIちゃんの認識としては、NPO(特定非営利活動法人?)・NGOってのは、擁護・アドボカシー(Advocacy)のためにあると思っていたし、今でも、そう思っているので、軽くオドロキであります。英国においても、行政サイドはAdvocacyを軽視したのか。
②の公的資金によるサービスの提供(事業委託契約に基づく?)は、NPOがやった方が、その受益者のニーズに合致したサービスが出来る可能性はあるけれど、行政の目論見としては、ズバリ単価の安さ、安く使いたい(だけ?)なんだと思う。
NPOの使命ってのは、特定の利害の狭間で、市場によって、省みられない部分のAdvocacy。市場及び利益団体横断的なAdvocacyの担い手であることではないのんかい?
NPOという形態であるかどうかは別として、JIJIちゃんのやりたい事はAdvocacy というか to advocate。声高に叫ぶ、吼えるのではなくて、モノやサービスがAdvocateするような方法で行いたい。努力中というか、かなりの部分は、今のところ他力本願でもある。
■Contract(事業委託契約)vs Grant(補助金)
前掲書の英国のシェフィールド市の議員による説明がすばらしい。
①Contract(業務委託契約):行政が民間からサービス提供を買っている。
②Grant(補助金):行政としては必ずしもやらなければならない事業ではないが、コミュニティにとってプラスになるようなサービスを提供する団体の家賃や人件費を助けるためのもの。
NPO(民間で基本的に非営利)の存在意義ってのは、やはり②ではないかとJIJIちゃんは思うのです。JIJIちゃんが目指すのは、②のカテゴリーですね。
ちなみに地方交付税(国税5税の一定割合を地方の財政需要額と算入非算入割合に応じて按分配分する)は、local allocation tax と訳すことができますが、あえてtaxという意味は、地方の固有財源であるという地方サイドの歴史的な主張によります。財務省等は、local allocation grantであると考えているのではないかと思えます。財務省の子供向けコンテンツ「ゴーゴー、ファイナンスタウン」では、国から地方へのこの平衡交付金のことを「田舎への仕送り」という、地方を小馬鹿にしたような「わかりやすい」表現により説明しています。
■For the Best Value
行政学・政治学的にちゃんと理解しているかどうかわかりませんし、ざっくりとした理解ですが、ベスト・バリューとは、
少なくとも、政府が歳出・支出に見合う価値を提供していること。
4C's: Challenge, Compare, Consult, Compete が、地域戦略をたてて、実行するための重点項目となる。
JIJIちゃん的な解釈が加わり過ぎているかもしれないが、4C'sは、個人として、自分のアイデアを人に説明して、アイデアを採択してもらおうとする場合等にも、使える指標&心構えであると思う。
①私は、挑戦者であるのか否か。(新規的であるのか否か。)
②私は、他と比較検討をしていて、私に優位性があるのか否か。
③私は、十分に専門家等と協議・相談が出来ているか、 私自身に提案・説明能力(知見)があるか否か。
④私は、競争的であって競争力があるか否か。
言うは易し、行なうは難しですが、気に入った行動指針が見つかっただけでも、心が落ち着き、何かを達成したような気になっている。最後は、②~④が不十分でも直感的に①で押し切るのかもしれませんが。