Newsweek (日本語版)2005.3.16 に ファイナンシャルアナリストのピーター・タスカ(Peter Tasker)が『日韓関係にひそむ危険は「純愛幻想」』というエッセイを書いていた。
印象的だったのは、『歴史が戦略的緊張を生み出すのではなく、現在の戦略的緊張が歴史問題を生み出すのだ。』という記述だ。
日本が行った歴史的な蛮行(侵略)を正当化すること自体には問題があるだろうが、いまだかつて国内外において一切の蛮行を行わなかった国はない(だろう)。それが問題視される背景には現在の戦略的な緊張関係・競合関係の影響があるのだろうと思う。
ピーター・タスカの分析によれば、
韓国の産業構造は日本とかぶっている。
韓国は同盟関係の重点をアメリカから中国に転換しつつある。
韓国は北朝鮮を脅威とみなしていない。核保有さえ容認する覚悟がある。
そして、日韓の緊張関係は今後も消えることがない。
いずれ朝鮮半島が再統一されれば、その推定総人口は7000万人で、日本の出生率が上がらない限り、今世紀末には日本の人口と大差なくなる。
日本が周辺国のどこかと関係改善を望むのなら、戦略上重要な同盟国になりそうな相手を選んだ方がいい。経済的利害をめぐって直接ぶつかり合うことがなく、中国の言いなりにならない国となれば、候補は一つしかない、とのこと。
どうもそれは、ピーター・タスカのご意見では、ロシアらしい。
なるほどねえ。一例に過ぎないだろうが、ロシアは、CO2の排出権が余っているらしいし、それを買う必要のある日本は、仲良くする必要はある。(しかし、アメリカはCO2削減枠及び京都議定書を反故にする気だが。)
『冬ソナ』は全くときめかないJIJIですし、日本の国富の流出しかもたらさない『冬ソナ』の舞台を巡る韓国ツアーなんぞには死んでも行きませんが、韓国料理は大好きだし、ソウルで会ったガッツ溢れる韓国の女子大生には好感が持てました。
しかし、ペ・ヨンジュンよりも、断然、金城武が好き。(日本語・広東語・北京語ペラペラだし。)だから、私はJIJI(金城武の相手役の女優さんの名前)ってハンドルネームなのだ。見た目は大いにことなりますが。
中華料理も中国映画も好き。
ロシアかあ、なじみがないなあ。子供の頃からピロシキは、まあまあ好きぐらい。
ピーター・タスカは有能なファイナンシャル・ストラテジストであるし、冷静・冷徹。おっしゃることには、一理あるかもしれない。しかし、日韓中、東洋人同士の共感とか相互 理解には期待できないのだろうか?
一般市民の好みや嗜好、特に女性の男性の好みは、そもそも、国家の外交戦略に合わせられるようなものではない(もんね)。
日本のテレビ局は『冬のソナタ』に代わる感動ドラマを自前で、モスクワを舞台にして制作すべきだとピーター・タスカは締めくくっている。
とりあえず、そのうち、旧ソ連で撮影したらしい黒澤明監督作品『DERSU UZALA(1975)』でも観てみようかな。
日曜日の日経新聞を見ていたら、連載小説『愛の流刑地』(JIJIは、渡辺淳一ものもイマイチ苦手。ブームに乗らない性格。)の下に面白そうな本の名前を発見。
★『国家の罠-外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤優著 新潮社
日本国内の刑務所だろうけど、本当に流刑されちゃった(服役した)元外務省主任分析官の告発本が出版されている。ロシアについてというよりも、日本の外務省や政治家(鈴木宗男等)に関する内幕が書いてあるだけなのかもしれないが、読んでみよう。
そういえば、米国のコンディー・ライス国務長官は、旧ソ連・東欧研究の専門家では。超頭いい&超怖い相手。