日曜日, 1月 25, 2026

時代と瞬間と場所で人によって異なるパンダ感

 2010年の12月、私は快晴の北京にいた。数日だけど。

めっちゃ寒かった。乾燥していて寒かった。早朝の八達嶺(バターリン)の万里の長城に人がいなかった。貸切?でもないのに。

フレンドリーなタクシーの運転手さんは、寒いのがわかってるし、長城には行かず、ゲートの外で待っていてくれた。一人で長城を歩む。

雪とか氷って、あったかいんだ。冷たくたって、モル凝固点降下はない。不純物がなきゃ0度より下がらない水は、雪でも、氷でも。(堆積する雪や氷の質量や重量の脅威は侮れないが。)

水分がないからアイスバーンではない石が冷たい。太古の昔から労役に駆り出された人々は生きてお家に帰れてないな、と思った。

ヒートテック&紫のノースフェイスのキルティング&ボア付きのコタツ布団みたいイタリアの巣鴨のオバさんが着そうなエンジ色のダサいイタリア製のコートを着て、厚底ブーツとフェイクファーのレッグウォーマー、イヤーマフも装置してたけど、石から伝わる冷たさが半端なくて、ずっといたら髄液が凍結するんちゃうか?と思った。

足元から身体の芯を目掛けて冷たさが伝播する。

空は、雲がなくて、遠くまで視界が良くて、身がひきしまりまくる壮大な眺めだった。圧倒的にΣ死>活きてる私。

北京の公園の池に氷がはり、鳥がテコテコっと歩いていた。ワカサギ釣りができそうなほどの分厚い氷ではなかったけれど。

その一角で寒中水泳をしていた、壮年男性のグループがいた。マジで。和気藹々と。

デジカメを向けたら、怒られるかな?と思ったのだが、当然、中国語で、池の中から、いい写真撮れたぁ?的な、声が返ってきた。

筋金入りの人生を生き延びてきたに違いない、失うものはないです的な、ご陽気さ。

それに引き換え、八達嶺の売店にいた若い店員さんは、意味もなくカリカリされた。

日本でもありがちな観光地とかハイウェイオアシス的な売店に、イタリアのiliyのエスプレッソとかカプチーノがあったので、現代中国グルメやわあー、と感激したから、メニューを撮影しようとしたら、お姉さんが激怒。

メニューは中国語の勉強のために撮影しようと思っただけです。

と言ったと思うけど、勉強は他所でしたらいいでしょと。

実はiliyじゃないコーヒーなのかなあ?飲み物として、あったかかったという理由かもしれないけど、美味しかったけどなあ。

ベルリンの壁が崩壊した直後、東ベルリンの国営レストランで、ソフトボール大のクヌーデル(芋団子のお肉煮込み)を撮影しようとした時も、コワモテのおばさんに静止された。西ベルリンから来たドイツ人のガイドさんも、逆らわず。ガイドさん曰く、ハンガリアン風の味と見た目、に感動して黙々と食べた。ラグーソースみたいなもので、煮込まれていた。

外部の人間による当地の素朴な日常に対する注目、ここでこんなものがぁ的な注目には、バカにされてるかもという、機密保持というよりも、ムカつきを感じるのだろう。多分。すみません。

北京動物園にも、正規にタクシー代諸々を支払い、連れて行って頂きました。

パンダのエリアすら空いてた。

たまたまかもしれませんが、寒いのに、中国の保育所で履くお尻がみえる穴あきのズボンを履いた小さい男の子と若い美人さんの(多分)お母さんがいて、男の子がパンダに向かって叫んでいた。

大熊猫(ターションマオー)と。

名前ないんかい?非公開か?

広い柵の中の木の台の上に大熊猫はいて、可愛く自由にのんびりされていた。

帰国後、中国留学歴のある方に、写真をみせて、北京動物園のパンダ、ランランとかカンカンとか、リーリーとかレイレイとか、名前なかったっすよ。書いてなかったし、子供がターションマオ言うてましたわ。空いてたし、ビックリ。

というと、いやあ、パンダきれい。白い(白いところが)、昔はドロドロやったのに。もっと茶色やったわ。(そこかい?)

その方が目撃したのが、たまたま泥遊び後のパンダだったのかもですが。

中国人の中国語の先生は、パンダ、ゴワゴワ、とおっしゃってましたし。剛毛らしい。

昔々のディズニーのキャラクター、パンダのアンディは、なぜか庭の雑草と戦ったりするし、どちらかと言うと性悪キャラクター。

現代日本の日本人のパンダ愛は、それなりに、かなり特殊かも。偏ってるわ。

パンダは野生動物、珍獣さんなのですからにして。凶暴で俊敏で頑強な面もないと四川の山奥で生きていけない。

私は、黒づくめの服を着てまで、パンダを見に行って撮影する気はないです。

パンダロスで泣くでない、日本人。

北京動物園の小山のような老虎の像が印象的でした。


日曜日, 1月 04, 2026

notebookLM

 始めに言葉ありき?

唐突だが、今年のマイ漢字は『計』。

一年の計は元旦にあり、とか、大谷翔平のような人生の計画があるわけでもなく、今までの実績において、有言実行してきたわけでもない。

計画ではなく、計測の計。

何かを買いたい、使いたい、作りたい場合、こまめに事前に計測してから、判断すること。サイズが曖昧なまま、行動に移さないことを心がけたい。で、支出、規模、ストレスは小さく、満足は大きく。

例として、セリアで直径10センチの底が抜けるタイプのケーキの型を2個買った。100均だから、110円(税込)を2個。

これは秀逸だ。直径10センチ、なおかつ、底が外れる。玉子1個で、ホールのチーズケーキが2個作れる。底の土台は、クラッカーの砕いたものでもいいけど、丸ぼうろがそのままはまる。ジャストフィットだし、素材としての美味しさもレベチだし、クリチーとあう。

型を小さく作り、底が外れる。それってハイテクでも何でもないけど、小さく、ジャストフィットはいいことだ。オーブンを選ばないし、小さくてもホールケーキは素晴らしい。

とにかく作りやすい。チーズケーキは冷凍が効くし、便利なんだ。

定番的に商品化した人に感謝したい。

私は、ハイテクに依存しない改善を評価しがちなタイプだ。

唐突だが、googleのAI、notebookLMには、力一杯驚いた。

画像の解析能力が凄すぎる。画像の中の文字を認識している。

画像の音声による解説が、2名、男女の掛け合いにもできる。ポッドキャスト。日本語でありながら、文化人類学的視点、というか。日本人の日常の惰性にはない、外国人の視点はある。立山律子(北九州のcrossFM)のスタンドポイントも愛あるオッちゃん攻撃?も、それを求めてやってくるオッちゃんの懲りない投稿もない。

立山律子さんの面白さを、crossFMの面白さをより実感させてくれるなあ。notebookLM。LMって、ランゲージモデルの略らしい。

しかし、AIは、こだわりのない、中庸にしかならない。それが的外れに感じるぐらいに。

私は、私なりに、こだわって、振り切って生きていきそうな2026年だ。

すごい、すごい、すっごーい、からと言って、それを使って何するわけでもない。しかし、マイデータは貯める、取り出す、でしょう。

感覚的に、総量として、地球規模で、やはりAIは、めっちゃ電気要るなあ、環境負荷はかかるわ、と、心配になる。


土曜日, 12月 27, 2025

漢字が読めなきゃ配送は難しいよ

 物流の人手不足を解消するために、自動車運送業を外国人OKにする、とか。

どの程度のイレギュラーのない配送かにもよるでじょうが、大丈夫そうな気はしないなあ。

先日、たまたま、ピザの宅配をしていた、恐らくネパールの人がマンションの部屋番号を押して、住民にドアのロック解除をお願いしている場面をみた。

インターホンから、『ピザ頼んでません!』と住民の声がした。ちょいキレているような声だった。インターホンも切れて、ドアは開かない。

で、ネパール人は、住所がプリントアウトされた紙を見て、ここであってんじゃん?みたいな顔をした。

で、私は、お助けするわ、紙を見せて、と言って、見せてもらった。

マンションが間違ってるよ。これはねえ、隣の家の先にあるマンションだよ。あの大きいヤツね。

ネパール人はその間違いを理解して、そっちに向かって行った。

けれど、特に何も、返答はなし。

私にありがとう、もなし。別にいいけど。

ピザの注文してないのに、誤配されかかった家の人は、怖かったんじゃないかなあ?

配達する人が、すみません、間違いました、とか。

場所を間違えたみたいです、もう一度確認します、とか、言えればいいけど。

そもそも、マンション名を確認するには、かなりの日本語力が必要。

マンション名は、数字だけじゃなく、カタカナ、アルファベット、漢字などのコンビネーションだから。

ひらかな、は、あまりないかもだけど。

1軒屋はもっと大変?でもないかなあ?



木曜日, 12月 04, 2025

住まいは電化製品より二重窓断熱が肝要

 パナソニック電工の建材部門がYKKになる方向性で動いているようだ。

Panasonicのマークのついた、雨樋から雨水を貯めるタンクを設置しているが、メーカーもんだから、お高いお値段だった。

Panasonicじゃなくていいのだが、容量の大きいタイプがPanasonicしかなかったので、渋々導入。

別に電気制御でもないのに、高低差で貯めてるだけの、頑丈なプラタンクであるだけなのに、雨樋の規格にサイズ的に合致しているだけで、別に電工、ちゃうやん!

Panasonicのクローゼットドアとか、上から吊るタイプの下にレールのないバリアフリーな引き戸とか、新築だけでなく、リフォームなど、適材適所に選べば良い製品だと思うけど、重ねて、電気制御じゃない。材料加工して規格品を作る、建材のプレハブ屋さん。

なんで名前が電工なんだろう?と不思議なぐらいだから、窓枠、窓、サッシ関連と一緒に事業したほうが自然なシナジーがあるというか、違和感のある上からのコントロールがなくなるというか、良いのではないかしらん?なんとなくそんな気がする。

家を建てる予定なんて、そもそもないけど、パナホームを建てたら、全てPanasonicの家電縛りだったり、そっちをおすすめされそうなイメージで嫌だなあ。

決してPanasonic製品が嫌いってわけじゃないけど、住まいって、家電の性能の世界じゃない。家電が住宅のメインでも支配者でもない。

二重窓で、断熱性能が高い、結露しない、騒音が軽減の方が、エアコンをネットで繋いで、スマホで遠隔操作より大事。最近のエアコン、すぐに冷えるし、遠隔操作する気ないです。そんなことしたら、早く故障しそうな気がするし。

家電の性能云々よりも、空きスペースにシンデレラフィットする機器が良かったり、ミニマムな性能でも色の統一感で選んだり、見た目の奇抜さで選んだり、どうせ簡単に壊れそうだし、たまにしか使わないから、安いのでいいわ、もあるある。

人それぞれの感性と価値観と懐事情の世界。

たまたま目にしたものに惹かれて導入したくなったり。

縛りがかかって、自由がないのは、ちょっと嫌だな。

個人的には、照明などは専業メーカーが好き。エアコンもかな。

照明の、照度、輝度、電球色から昼間色がブレンドできる云々も大事だけど、それら以外の微細な装飾デザインとか光の漏れ方みたいな要素は、照明専業メーカーさんが良いわ。天井照明が好きすぎて、ポップインアラジンを見送ったぐらいに。多分、どこにでも映写可能なプロジェクター、Googleテレビにしそう。

プロジェクタータイプが、かなりメジャーになれば、壁紙や天井は、無地の白組の勝利となる。

最近は人感センサーが普通のありふれた安価な技術になっているし、天井埋め込みでなくても、ホームセンターで売ってる、天井ソケットにカチっとはめるタイプの人感センサー付き照明の安さと見栄えの良さと機能性に感動してしまう。

メーカーさんが収益を上げるにはどうすべきか?私にはわかりませんが、消費者としては、好きなものを選んで、シンプルに組み合わせたいし、それができない時点で、そのパッケージを選びたくない、というのが本音かもしれない。

丸ごとパッケージが好きな方もいらっしゃるだろうし、人それぞれでしょうが。


月曜日, 11月 24, 2025

日本の職人技の凄さ

 消費税が3パーセントから5パーセントに上がるタイミングでマンションを買った。もちろん35年ローンで。

消費税を3パーセントのままにしてもらうには、注文住宅である!という体裁にしないといけないとのことで、壁紙など(壁紙だけだったかも)が選べるようになっていた。

どのパターンでも、お花の壁紙が苦手だったので、凹凸のあるアイボリーの無地の壁紙にしてくださいと言うと、えええっ?そっちの方が安いけど、本当にいいんですか?と確認された。

あっ、ここ棚いらないです。この隙間にテーブル入れて、仕事スペースにしますんで、上にプリンターを置くから上部の棚板だけ残してください。後ろにコードを通す凹みをつけといてくださいね。

あっ、キッチンの棚、ドア要らないです。(では、プラス1万円で、となった。)えっ?別途1個ドアなしを発注しないといけなかったの?手間代?まあ、いっか。

間取り変更とか、コンセント増設とか、まだ若かったのに、お風呂に手すりつけてとか、ビスが効かないと困るから壁に下地入れてとか、色々やってもらった。追加でお金がかかったけれど、後からやるよりはずっと安くついた。新築時にやった方か解体&撤去の手間はないし。

本来は電話台&棚の、お仕事スペースの隙間に合わせるテーブル、机をどうするか?

パソコン&キーボード、ルーターとか、原稿とか資料とかを置くテーブルだけれど、オフィスのパソコンデスクって味気ないし。調べ物とかでシャーなしで使っているだけであって、PCが好きな訳じゃないし。無機質なパソコンのテーブルよりも、精気を吸い取られないようなテーブルがいいなあ、と思った。

で、インテリア雑誌を見ていて、いい感じの木工所を見つけた。日本でパイン材の英国風のカントリー家具を作っている。

英国風カントリー家具にキーボードをのせる引き出しテーブルがついていたら、素敵。いつかカフェテーブルとして使える時期(年代)も来るだろうし。

で、その木工所に行き、テーブルの天板の高さと縦横とスライドテーブルの形状を指定しようと思いたつ。

その工房に行くと、職人さん(社長)はご不在だったのだが、しばらくしたら帰ってこられ、お酒を飲まれていたようで、ヘロヘロに見えた。

で、希望を説明すると、ふぅぅぅ、こんな感じ?ふぇぇえ?と、気が抜けたような口調なのに、めっちゃ速く的確でかっこいいドローイングを始めた。

ああああ、そういう感じ。素敵ですね。こんなん言うたら悪いんですが、社長の見た目と絵がバラバラというか、すごいの描かれますよねえ!と。(ニヤっとされた。)

大体いくらですか?あのぉ、納期は急がないんで、時間のある時に仕上げていただければ。

何ヵ月かたって、送られてきた。

凄い。凄すぎる。英国を超えてます。脚の加工が重厚。

パソコンのキーボーをのせるためのエクステンションテーブルが、ビシッと本体にはまり込み、エクステンションがあるように見えない。引き出した状態で一切ぐらつかない。

テーブルをニッチに嵌め込んで、一方向からのみ使用するのが、申し訳ないぐらいの美しいカフェテーブル。

永遠に映える。マジ感謝。木工屋さんは今もある、発展してる。息子さんもイケてる、センスと技術のある木工屋さんだ。

なんと今は、北欧家具も作っていた。時代にマッチしてるやん。引き続き、オーダー家具も請け負っていた。和風にマッチするのも作っていた。さすが。