月曜日, 5月 26, 2025

有るような無いような美味しいの普遍性

関西人たる私だが、 福岡市の郊外エリアの市に引っ越し、豚骨ラーメンにはなじめた。というのは、関西では豚骨ラーメンには馴染みがなく、福岡、久留米、鳥栖あたりのコッテリしている豚骨ラーメンと比較するものがなかったし、あっさり受け入れた。年齢が上がってくるにつれ、ド豚骨スープは、身体にこたえるなあ、というのはあるけど。

しかし、福岡市エリアのおうどんの麺とお出汁は、それなりに美味しいんだけど、麺の柔らかさ加減が甚しくて、出汁が塩味というか、キックがなさすぎて、味醂が効いてないのか、まったり感が足らないのが、フラストだった。ちょっと違う。ちょっと足らない。

で、当時、北九州市にしかなかった資さんうどんには救われた。

仕事で北九州市小倉に行ったら、必ず立ち寄ってました。福岡市内ではあまりない、鍋焼きうどん系が充実してて、昔は鯨の鍋焼きうどんもありました。

今も昔も、私が好きなのは、ごぼう天が、天ぷら衣と練りものの2種類入っている、もつ鍋焼きうどん。九州っぽくもあり、なじみある鍋焼きうどんでもあり。

塩分濃度も濃いめだと思う。モツの脂もスープに溶け出してる、スープの美味しさと、卵が半熟になっている点も好き。卵黄で、しつこさがマイルドに。

で、実は、モツは苦手なので、モツは1個ぐらいしか食べない。

モツはスープのためにある。野菜がキャベツで有る点ももつ鍋的で美味しい。

資さんうどんは、うどん麺の硬さが全国平均的な気がする。細いうどん麺もある。お素麺もある。

おでんも全国平均的な味付けなんじゃないかと。

北九州市は、日本の工業化の原点で、そもそも、日本全国から労働者が集まってきたから、味付けとか麺の腰は、全国平均のバランスでちょい濃いめなんじゃかいかと。だから、全国区になりやすい味。

博多のおうどん、とは違うと思うなあ。

資さんうどん、が関東に進出して、行列ができている光景は、そこまでになるかなあ?最初のうちだけでは?と思わなくもない。定期的に食べたくなる日常感がよろしいのであって。

夏だけど、もつ鍋焼きうどんが食べたくなった。お素麺もいいなあ。甘辛い味が濃いめの椎茸も好きだ。

春夏秋冬、一年中ある、おでん、も好き。24時間、年中ある、リーズナブルなインフラ感が良いわあ。国民皆保険的な安心感とキックのある味付け。

お出汁のまったりした上品さ、鯨のコロなどの具材のマニアックな美味しさでは、道頓堀今井のおでんが一番好きだけど。

昔は北九州市内にしかなかった、福岡市とその近郊にできただけでも超感動だった、資さんうどんが、関西、関東エリアに進出するなんてね。感無量だ。

唯一無二の品揃えの24時間営業だもの、ウケるとは思います。