秋が来ないんじゃない?と思うぐらいの長い長い酷暑だったのに、10月の半ば過ぎに急に気温が下がった。明日は最高気温が20度を切る?かもしれない。
10月頭に買ったサラダ菜の苗は、気温が高すぎるせいで、ポット苗の段階で、既に徒長していた。茎が伸びすぎ。種苗農家さんとか園芸店が気の毒だし、100円台の苗だから、まあいっかと買った。何度か葉をむしって食べた。今でも相変わらず茎が長めなのは変わらない。
気温が下がってきたので、本日、冬でも咲く、秋から春まで咲く、ビオラ(すみれ)の苗を買った。
100円のと120円(ラベル付き)を買ったのだが、安すぎる。早く売り切りたいのだそうだ。以前は、ニュアンスカラーとか、黒色とか、セピア色とか、花弁がフリルのものとか、リュクス(?)っぽいものも買っていたけれど、最近は、一周回って、スミレらしい風情の定番の紫、黄色、白とか、定番のスミレらしい形のものが、見た目も素敵だと思うようになり、安い苗として売られているお花が好みだ。それにしても、100円、120円は、安すぎるよ。ポット代、培養土代、ラベル代も必要なのに、種から発芽させて、ポットに1つの苗を手作業で定着させるのって手間もかかるし、全ての苗が売り切れるものでもないだろうし。諸々の原価と人件費は賄えているのだろうか?
ガーデンシクラメン200円も買った。ガーデンシクラメンは、暑い時期に移植すると、ぐったりして、溶けるように枯れることも。お花を全部切り取って植えると枯れはしないけれど、お花がないとあまりに寂しい。気温が、最高気温が25度よりは下がってから買うべき苗。20度以下の方がいいかもしれない。園芸店の方がおっしゃっていた。前に仕入れたガーデンシクラメンが暑すぎて、ほとんどダメになってしまったと。
ガーデニング的には、実測40度超えの酷暑の夏はお手上げだった。やる気が萎えた。
暑すぎて外に出るのも嫌だったから、草抜き、草刈りはせず、雑草が生えるままにしておいたのだが、酷暑の日差し避けには、雑草を生やしておいたのは良かったかもしれない。雑草が園芸種の日除けになったり、過度な乾燥の防止になったのかもしれない。
雑草を抜きまくったら、園芸植物は枯れてしまうかも。
お彼岸の直後から、鬱蒼とした雑草をカマで刈り始めたわけだが、思いのほかスピーディーに雑草を除去ができたし、土のコンディションも悪くない。少々暑かろうが、9月10月になると植物の根は弱っているというか、雨後の草抜きもさほどに大変ではないと感じている。
フェンスに絡まっていた蔓系の雑草の蔓をくるくると外して、円形に巻いたり、編んだりして、リースの土台を何個も作った。蔓は柔らかいうちに形作るべし。かなり素敵なものが出来たような気が。
刈り取った雑草は全量、土に返そうとしている。枯れたら土に混ぜることもあるし、半年から1年で、堆肥化する。木の剪定で出た小枝とかは切って、植木鉢の底に敷いたり、土に混ぜたり、表面に敷いたりしている。これは堆肥になるには時間がかかるけれど、物理的に土がエアリーになるし、水捌けと保水力の双方が上がるような気がするし、酷暑対策として有効ではないかと私は感じている。
今年は実をつけさせる予定ではない、ブトウとかイチジクとか、酷暑の夏には葉っぱも増えないし、ぐったりしていて、葉っぱが落ちたりして、枯れるんじゃないかしらん?と心配になったけれど、10月になって、新芽も出てきた。それでいいのかどうかわかんないけれど、もしかしたら、来年には実が成るかもしれない。来年には、自動給水器を稼働して、オーガニックな液肥を混ぜた水やりをすべきかもしれない。水冷しつつ、養分を供給する、みたいな。
日光を当てるよりも、遮光して温度を下げることを優先すべきかも。うーん。プロ農家さんは、どうやって凌いでいるのだろうか?
秋はガーデニングがめちゃめちゃ忙しい。作業量が多くて、作業できるタイミングがめっちゃ短い。
気温が高くてさっさと発芽したのに虫に双葉が食べられて消えたりするので、種まき後の観察、生育場所変え、追い種まきが必須。
寒くなると発芽しないものもあるし、寒くならないと発芽しなかったり腐る球根もあるし、球根を植える前に除去した方がいい雑草と雑草の根っこもあるし、土造りが間に合わない。お天気、気温を予測して、ピンポイントでアクションしないといけない(けど、できてない)。
テキトーなタイミングでテキトーに植え足すしかなくて、後は植物の適応力に期待するしかない。
何月にこれを植えたら、上手くお花が咲き揃います、というような保証はないので、植物が枯れることに落ち込む人は、ますますガーデニングを始めにくくなるかも。
一般的に乾燥には強いとされる、5種類ぐらいの多肉植物を植えてから、屋外に移植したりして、長雨や酷暑や寒さで枯れてしまったりしたものがあったが、1種類だけ元気に育っていて、増えている。適者生存。
そういう多肉植物は、水を普通に必要とする観葉植物と寄せ植えすることも可能なので、生き残る個体があったり、ほぼ枯れてしまうことを含めて、植物のポテンシャルがわかるということは、そこそこ面白い。
枯れる、消えてなくなる個体があることにも意義はある。環境に適応しずらい植物は育成選手から外す。手をかけすぎずに、あきらめる。そういうもんです。