月曜日, 10月 06, 2025

九谷焼風ルソンの壺

表題はフェイクなのか?(そうかもしれない。)

表題は映え狙いなのか?(そうかもしれない。)

表題は貧乏でケチだからか?(そうですね。)

ほどんど朝ドラは見る習慣がないので、タイトルを覚えていないのだが、かなり前に神戸の子供服メーカーのファミリアをモデルにした朝ドラがあったと思う。

たまにチラチラと目にして、えっ?私のリアルタイムは、そんな服とちゃうわ、そんなトーンじゃなかったわ、と思った。

私は行ったことはないけれど、洋裁のお仕事で稼げる母は、ほぼ毎回(?)実店舗ではなくて、体育館で開催される、ファミリアの大掛かりなバーゲンに参戦して、ものすごーくレアな感じのいけてる子供服を買ってきてくれた。(お値段は知りません。)

欧州の(スイスあたりの)民族衣装にインスパイアーされたかのような、地色がチャコールグレーのウールでフレアーギャザースカート部分一面に赤いお花のミシン刺繍がある凝ったファブリックのジャンバースカートとか、ツイギーっぽくもあり、スタンドカラーが上品でもあるけど、濃い青い生地と濃い青地の花柄がコンビネーションになっている見頃がV字のパッチワーク切り替えになっていて袖の部分も花がらの大胆シンプルニットワンピとか、辛子色と紺色ストライプのニットワンピとかが家にやってきた。

一般的なというか、薄いピンクとかブルーの淡い色合いの、上品なええとこの子の定番みたいなのは買ってこなかった。そういうのも素敵ですけどね。

今から思うと、母がゲットしてきてくれたものは、海外でバイヤーが参考商品として買ってきたか、試作品であったのかも。(個人的には好きだけど、ちょっとファミリアの王道テイストからは外れてるわねえ、店頭に並べたらブランドイメージとしてどうかしらん?却下、みたいなお洋服かも。)

小さい時に、そういうバーゲンの服に満足し、心を惹かれてしまったから、私はアウトレットで衣料品を買うのが好きなのかも。

これいいなあ、と思って手に取ったら、サンプル品(試作品)と言われることが多くて、じゃあ1点ものね、お値段がお安いし、思い切ったデザイン&素材(量)&色だし、買うわ、となる。(返品なんか、セぇーへんし、大丈夫、大丈夫よ。)

先日、茶色の合皮の帽子(クロッシェ)を買った。

店員さん曰く、いいものですよぉ、合皮なのは確かですけど、サンプル品なんで、材質とかお手入れの仕方とかのタグがついてないだけで。前をくるっとあげて被ってくださってるんで、いい感じ、みたいなことを。

秋冬の良いお帽子が買えました。茶色のがなかったし、雨に濡れても水を弾いてくれそうだし。

帽子の形が、ネットで見た、某国在住の神秘富豪女子の帽子に似ている(偶然)。

その帽子を被った状態で、デパート内を横切ったりすると、インバウンドの方々がフリーズするような気がするんだけれど、気のせいかも、自意識過剰かも。

これ、3000円の帽子やねん。合皮。私より貴方の方が、断然お金持ちだから。表面がテカっとしてるところがお気に入りなの、勘違いしてビビらないでね。