日曜日, 2月 04, 2024

盗んで育てて…安く売られている正宗…がYouTubeにあった。

 世界各国のローカルな調理の現場、ストリートフードのYouTubeを見るのが好きだ。

ちょっと前に、トルコのバクラヴァ(baklava)という、専門の職人さんが、生地を絶妙な薄さに伸ばし、重ね、芸術的な形にカットして、ヘリのついた金属のお盆に並べ、ナッツを散らし、オイルで充し、オーブンに入れて、オーブンの中でオイルで揚げるように焼き、シロップをかける、ピスタチオなどがいっぱいのっている甘い小さいパイのようなお菓子作りの動画を見続け、興味を持った。

パイと言えばパイなのだが、バターと小麦粉生地の層を作って成形してから焼く、西洋風の折パイ、煉パイとは異なる製法。オイルバスの中で焼いて、層ができる、みたいな。

2024年の元旦の午後、結果的に、能登地震が発生する少し前に、天神橋筋商店街を歩いていて、ケバブ、シリア料理のお店を見つけ、そこにバクラヴァがあって、歓喜した。トルコだけじゃなくてシリアでもバクラヴァを作るし食べるらしい。数個買って帰って、新年会に今年のスイーツとしてお出ししたのだった。YouTubeで観た通りのイメージの味と食感、ピスタチオものっていたし、かなり甘くて、正宗(Zheng Zong)の、本物のバクラヴァなんじゃないかと感じた。

露天で作って売っている粉物(粉もん)の動画も好きで、先ほどまで、中国の東北部、中国の北京近郊の屋台のYouTubeを見ていた。

いろいろな露店があって、小麦粉を練った生地を丸く伸ばして、揚げたもの、日本の太鼓焼き風の型を一回り大きくして、甘くはなさそうで、羊肉の薄切りを挟んで焼いて、ハケで油脂関係を塗っているものなんかがあって、美味しそうだなあと思って見ていた。

熱々の麺&汁物をビニールでカバーした丼鉢に注いでいたりして、ビニールから有害物質が溶け出さないかなあ?洗う手間をなくすために丼鉢のビニールを交換するだけなのかなあ?敗れたりしないのかあなあ?と思ったり。カラのランチジャーを持参して、それに入れてもらいたい、私は。

それと、油、脂、そのもののの質は大丈夫かなあ?何の油、何の脂、再生油ってことはない?と心配したり。

あらゆる露店に、正宗(Zheng Zong)って、日本語で言うところの、本場の、とか、本物の、とか、あえて書いてあるところが、胡散臭いかも、なんて思っていたら、看過できない、正宗表示が一瞬写った。

正宗 愛媛…、何かダイダイ色だった気がするし、ミカン?伊予柑?なんだ?

YouTubeを巻き戻して確認したら、

正宗 愛媛果冻橙

5元 1斤

ええっ? 愛媛のゼリーのような蜜柑、ということは、紅マドンナ(愛媛28号)じゃん(怒)

ネットで調べてみたら、まだ、市場に出回っていない、愛媛38号の苗木が盗まれて、中国で勝手に栽培されているようだ。そんなの、正宗 愛媛じゃねーじゃん(怒)

映像で見る限り、紅マドンナの色だが。中国に元からあった蜜柑を売っているのか?わからん?

5元(約110円)

1斤(約2個チョイ)

安っすう。

そのお値段で『正宗 愛媛…』はありえないし、紅マドンナは、露店で売られるようなお蜜柑ではないのだが。

現時点において、経済発展が著るしいのかどうかも、中国の蜜柑の相場も分かりませんが、橙(蜜柑)が中国のどこかの蜜柑畑から盗まれて、中国の露店で売られてない、とは言えないかも。

北京近郊で柑橘は育つのかしらん?南の方から運んできて1個50円(日本円)で、商売が成り立つのかしらん?粉もん、饅頭関係、小さくカットしてくれるケーキより安いやん!

うーん。パクっても、高くは売れないのか?高いと買えないのか?ギウあたりの市場で買った小粒の温州みかんは美味しかったけどなあ。中国人はみかんがさほど好きではないのかなあ?

持っていくところに持っていけば、高く売れるんでしょうけどね。中国の方は食糧品の価格維持とかブランド化が得意ではないのかも。

これが海外企業が中国から離れる理由?世界一般がこんなもんなのか?