火曜日, 4月 09, 2019

禁欲的じゃないけど

経営学を公然と軽蔑できてしまうほどの知識も勇気もないわけなのだけれど。ずっと昔から、直感的に引いてしまうというか、まさしく、さようなら、然様であるならば、私は関わりたくないというか、踏み込みたくない分野というか。

上から目線で、製造業の、コレとソレは高収益が見込める分野だから、そこに特化しなさいというような判断はどうかなあ。どっかで儲けないといけないんでしょうが。

ユーザーとしての利便性とか幸福感と企業の収益の源泉が乖離していくのが見える。製品の品質とか耐久性の劣化が予見されてしまう。個人的には、買いたいものがあまりなくて、買いたくないものだらけ。

インフラ等のメンテナンスが今後一層必要になるのに、そこを放置して、人口も増えないのに、新しい(より)高層ビルへの建て替えを計画していることにも恐怖を覚える。早く死んでもいいかもと思うぐらいに。

働き方改革以前に、要らない、なくてもよいプロジェクトを減らした方がよろしいのではないかと。

もし私に子供がいたら悩むと思う。どの会社にも積極的に就職して欲しいと思わないから。

買ったものが壊れなくて、長く安定して使えることは、倫理的だし、心配しなくていいし、お金を使わない多幸感につながる。何ゆえ、ムリクリ支出させられなきゃならないんだ。

便利だったり快適だったりする機能のオプションをつけるかどうかを決める際には、私は必ず確認する。

「もし、コレが故障した場合や停電した場合、手動で動かせますか?」
「もし、こわれた場合、他の機能に影響しませんか?これが作動しないだけですか?」
「コレをつけたせいで、早く消耗することはないですか?」
「コレは、どの部品が消耗品なのですか?取替えは市販品でいけますか?大元から総とっかえですか?」
「総とっかえなのは、長寿命だからですか?おいくらぐらいで変えられますか?」

最新の機能は疑う。壊れ易いんちゃうのん?と。

システムキッチンなどは、不要なものがてんこ盛りで大嫌いだ。

高価格、ハイスペックが、効用の高さに結びつかない。

一番シンプルで安いのにしても、最近のガスレンジも使いにくい。レバーをスライドさせて火力を調節するって、微調整がやりにくい。着火(押す)と火力調整(スライド)が、別個の2アクションになるから、時間がかかってイライラしてしまう。

カセットコンロ的な、着火も火力調整もダイヤルを回すタイプのコンロでいいよ。

見た目こぎれいなキッチンよりも、ステンレス厨房機器がいいな。火力が凄い鋳物コンロ&鉄のフライパンでオムレツが作れる土間が好き。七輪置いて、焼肉もできる土間がいいなあ。

人の好みは様々だし、主体性がなくて、選ばなくてもパッケージになっているものが好きだったり、お金をかけたこと自体に満足する人もいらっしゃるのだろうけれど。

住宅ショールームでウキウキするものには、ほぼほぼお目にかかれない。

某メーカーの魔法瓶のようなバスタブと心ちゃんが宣伝している床はよさ気だが。

まさかの国内の原発増設を要求しだす、重電メーカーは、原発の真上に本社機能を置いて頂き、在宅ではなくて、そこに出社して、安心してお仕事をして頂きたいものだ。